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グルタミン酸オキシダーゼの反応について質問です。。
グルタミン酸オキシダーゼの反応について質問です。。 この酵素は グルタミン酸+水+酸素→ケトグルタル酸+アンモニア+過酸化水素 の反応を触媒すると思うのですが、ある論文で基質であるグルタミン酸30μmolを使 って反応を開始させると酸素摂取量12μmol、ケトグルタル酸25μmol、アンモニア生産量23μmolという結果が得られました。 筆者たちはこの結果は理想的であると述べているのですが、これはなぜなのでしょうか?
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化学では理想気体という概念があります。その実験は理想気体の中で行われるという仮定の下にあるのではないですか? 実験の条件もよく確かめてみて下さい。恐らく私は実験は基本的に理想気体で行うと考えます。実験や論文はある意味では『理想論』です。 話を分かりやすくする為に水素と酸素がくっついて水になる反応を考えてみます。 水素2モルと酸素1モルを反応させると水2モルが作られます。 しかし考えてみてください。反応させる途中に容器から『出て行ってしまう』水素や酸素や水の原子・分子は必ずあります。 また反応が完全に進むことは実際にはありえません。水素原子は2モルなら2×6×10の23乗あります。それだけの水素原子が果たして『全て』酸素と反応しますか? それはいつかは全て反応するかもしれませんが気の遠くなるような時間が必要になるはずです。 もっと言ってしまえば水素原子は水素原子でも同位体のことが考慮されていません。重水素を含まない質量1の水素のみを2×6×10の23乗個も集められるでしょうか。 質問では酵素が使われています。酵素は反応する温度やpHが色々と細かいのでその様な意味かもしれません。温度条件やpHが反応に理想的な状態なのかもしれません。 そもそも現代の化学やその他の学問はまだ不明な点が非常に多いです。分野は異なりますが私は『標準生理学第6版』で人間の睡眠の理由が未だに不明という事実を知って衝撃を受けた記憶があります。ちなみに標準生理学は立派な学術書ということを付け加えておきます。 つまり論文は実際には起こりえない『理想論』ということかと思います。また、『仮説』だけれども、という『理屈で想った』意味の『理想』ということでもあると想います。 私は化学の専門家ではないので間違えている部分があるかもしれません。ご了承ください。 長文失礼しました。
お礼
貴重なご意見ありがとうございます。 論文の中身をもっと細かく見てみます。参考になりました。