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政治・経済について詳しい方、教えてください。
政治・経済について詳しい方、教えてください。 1985年のMOSS協議の内容(特に医療業界)について調べているのですが、わかりやすく書いてあるページを見つけることができません。 ●以下の理解で間違っていないでしょうか? 簡単に言うと、「日本の自動車や家電製品をアメリカに輸出しやすくする代わりに、アメリカから日本に医療産業の輸入の便宜をはかるという約束」。 ●また、この内容は、今現在も両国間で有効なのでしょうか。 この2点について、よろしくお願いします。
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> 日本の医療産業が発展していないのは、アメリカの医療業界が日本に入り込んでいるから。 とありますが、日本の医療産業でアメリカ資本の企業はどこがありますか? 私には、この数年の提携(特に製薬等)などを除いてはあまり大手は思い浮かびません。 因みに、日本の医療産業が発展していない、というのは間違いであり、世界的に言って高い水準であること、国民の広範囲にそれが開かれていることなど、非常に発展しているといって間違いありません。また、産業規模としての医療産業は、日本の医療産業は世界有数のものです。 > その代わりに、日本は自動車や家電製品を北米に輸出しやすくしてもらったんだ 1985年のMOSSをはじめ、1980年代初頭からの諸協議は、日米の貿易摩擦の結果、貿易摩擦を解消するために開催されています。具体的にいえば、日本からの自動車等の輸出が大きすぎ、日本があまり輸入しないことから、日本の巨額の貿易黒字が問題でした。 MOSSに関しては、日本国内市場の閉鎖性の解消、すなわち日本への輸出を容易にすることを目的としたものであり、日本からの輸出を容易にするためではありません。例えば84年までは「対米輸出自主規制」として、日本からの輸出を減らしたりもしています。 すなわち、この協議が始まる前に自動車や家電製品を北米に大量に輸出しており、これらの協議の結果輸出しやすくなったわけではありません。
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- at9_am
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> 簡単に言うと、「日本の自動車や家電製品をアメリカに輸出しやすくする代わりに、アメリカから日本に医療産業の輸入の便宜をはかるという約束」。 間違っています。 MOSSは日本の自動車や家電製品がアメリカに多く輸出されていたため、その貿易黒字(アメリカにとっては貿易赤字)をどうにかするために行われていた協議の一つです。また、日本に対するアメリカの医療産業の輸出に便宜を図っていません。現実に日本の医療産業にアメリカ資本はほとんど参加していません。 85年のMOSSで行われたのは、医薬品の国内承認手続きの透明性の確保などです。 医療分野に関しては特に厚生白書が参考になります。 http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/wpdocs/hpaz198701/b0136.html http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/wpdocs/hpaz198801/b0033.html > また、この内容は、今現在も両国間で有効なのでしょうか。 有効というか、発展的に継承されています。
補足
間違ってますか…。 医療関係の知人が「日本の医療産業が発展していないのは、アメリカの医療業界が日本に入り込んでいるから。その代わりに、日本は自動車や家電製品を北米に輸出しやすくしてもらったんだ」という話をしていたのですが、彼も間違えているのでしょうか。 理解が悪くてすみませんが、教えていただけたら助かります!
お礼
わかりやすい言葉で教えていただき、ありがとうございました。 誰か答えてくれるのか不安だったので、本当に嬉しかったです。 教えていただいたことを基に、勉強し直してみます。 本当にありがとうございました。