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児童の頭部外傷で呼吸が停止した場合、緊急手術してたとえ重い障害が残った
児童の頭部外傷で呼吸が停止した場合、緊急手術してたとえ重い障害が残ったとしても助かる確率はほとんどないのでしょうか?ちなみに急性硬膜下血腫です。教えて下さい。
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- gogosmart
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前回のご質問の回答を読ませていただき、背景を理解しました。 お子さんを亡くされた質問者さんの気持ちをお察しします。 「急性硬膜下血腫で呼吸停止が起こった」というのは、脳ヘルニアがほぼ完成してしまった状態を意味します。 急性硬膜下血腫、すなわち脳の表面に出血した場合には、出血が増えるに従って徐々に血腫が脳を圧迫し始めます。血腫の増量に伴って意識状態は悪化していきますが(急性硬膜下血腫の場合は受傷当初から意識状態が悪いことが多いですが)、血腫により脳の圧迫が強くなると、血腫側の脳が内側に押されていき、脳の真ん中にある脳幹を圧迫し始めます。脳が本来納まっている場所から隣りの場所に押し出されることを「脳ヘルニア」と言いますが、この脳ヘルニアが起こり、脳幹が障害され始めます。 当初は意識レベルのさらなる低下と、瞳孔不同といって通常圧迫された側の瞳孔が開き始める現象が見られます。手術で救命できる可能性があるのは通常ここまでです。 さらに血腫が増えて脳ヘルニアが進むと脳幹障害も進行し、両側の瞳孔が散大し、延髄の呼吸中枢が障害されることで呼吸停止が起こります。血圧が急激に低下する場合もあります。この状態が「脳ヘルニアが完成した状態」であり、通常脳は不可逆的な障害を受けていて、ここから手術で血腫を取り除いても救命できる可能性は極めて低いです。状況によっては「救命困難」として、手術を行わないことさえあります。 実際にお子さんの状態を診察させていただいたわけではありませんので、あくまでも質問文を読んだ限りでの一般的なお話ですが、たとえ誰が手術をしてもお子さんの命を救うことはできなかった可能性が非常に高い、という印象を受けます。 上記に述べたように、両側瞳孔が散大して自発呼吸が停止した状態では、特に患者さんが高齢者だった場合には手術を行わないこともあります。しかし子供の脳は成人と比較して回復力がありますから、主治医の先生は絶望的な状況の中でのほんの僅かな望みにかけて手術を行ったのではないか、と推察されます。
- 植松 一三(@jf2kgu)
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厳しいと思いますよ 呼吸停止でどれくらいの時間脳に酸素が行かなかったによって、脳壊死を起こしますので、それがどの程度で済むかだと思います 又脳出血でその程度、圧迫されたかによっても変わると思います 意識が戻って、リハビリを出来る状態になれば、大人より子供の方が、効果が大きいと言われていますので 何とかリハビリまで行きたいですね
お礼
ご返答有難うございます。本人はすごく頑張ってくれたのですが、天国に逝っていまいました。
お礼
丁寧にご返答頂きまして有難うございます。どうして助けてあげれなかったんだろう、ほんとは助かったのではないかと今でも毎日考えています。医学の知識がない為毎日モヤモヤして過ごしていました。