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素材の粘弾特性を測定して製品の反発弾性率を推定するほうほう

素材の粘弾特性を測定して製品の反発弾性率を推定するほうほう DMA試験で貯蔵弾性率や損失弾性率を求め、これらデータから製品(クッション部品)の反発弾性率を推定する方法は御座いませんか。

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  • drmuraberg
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回答No.1

跳ね返りの高さの比が反発弾性率Rとして定義してある場合、DMA試験データからの 推定はできないと思います。事実検索しても、かするような文献も見つかりませんでした。 しかし、貯蔵弾性率や損失弾性率の定義から何らかの関係が有るのではとは思えます。 どうして跳ね返るのかの考察から、跳ね返り易い=G‘が大きい、跳ね返り難い=G“が大きい、 とすればRと、例えばG‘/G”の間にはある相関が見出されるかも知れません。 G‘=G*cosδ、G“=G*sinδ ですから Rとtanδの間にとなります。 駄目許でデータを整理してみたらいかがでしょうか。 クッションの弾性に付いては、データの集積を基に判断する経験科学的な面が多いと 思います。または、現象をデータ的に説明するとこう解釈できると言う科学です。 前回の質問、何桁も違う場合は、普通オーダの入力ミスです。 形状因子的な物は2,3,4・・乗で効いてきますから。質問の際には基礎式やデータ 次元などを入れた方が良いと思います。そうで無いと身のある回答ができないからです。 昔、分子オーダの計算をしていて、太陽系のオーダの計算結果が出ることが時々 あり、自分の式の導出を見直したりしましたが、例外なく単位ミスでした。 前々回の質問、WLF式は元々単純分子鎖に付いて見出された物です。 したがって、それから大きく外れる高分子材料に付いては適用範囲をケースバイケースで 吟味する必要が有ります。分子の動きを阻害する度大きな充填物が有るとか、 固体状態で分子鎖が島海構造やドメイン構造等を取る場合です。動きが大きく変わる 領域の前後ではWLFの適用が制限されます。 POMの主流は、連鎖的な熱分解を避けるためにC4~C6の共重合成分が入った コポリマーです。共重合成分が短く鎖中にランダムに配置されていますので、ある温度域 を境に年弾性挙動が大きく変わることは有りません。 したがってWLF式が適用できる例です。 ABSのある組成のものはドメイン構造を作る代表例ですので、WLFの適用から外れても 不思議では有りません。 添加剤(材)も影響しますが、最も広く使われている酸化防止の為の安定剤等は量的には 無視できます。影響が出てくるのは、ゴムや強化樹脂などの%オーダー添加材(材)で 入っている場合と考えておけば良いでしょう。 老婆心ですが、適切な回答が無い場合には無理してベストアンサーを付ける必要は 有りません。後でこれを参考にして検索する人も居るわけで、たどり着いて中には ズッコケル人も居るでしょうから。

yuppong
質問者

お礼

ABS+PCアロイやPOMでも結果が芳しくないです。製品設計への応用にて大外れします。 単位は1/2πf[秒]で統一したつもりです。 検索していると、工学系のサイトでWLFが適用できなければアレニウス則を適用、それでなんとかなる、ような記述が多いですが。成功事例は見た事がありません。 困りました。 ベストアンサーですが、クローズの際にどれか選ぶ必要があるようです。 drmurabergさんへの失礼になってなければ私はよいです。