-ria-さん、こんにちは。
>「井上靖の本を読んで感想文またはレポートを書け」というものがあるのですが、これって具体的に何を書いたらいいのかわからなくて困っています。(本の方は読んでいる最中なのですが)
井上靖の本を読んで、レポートを書け、といわれているんですね。
レポートを書くということは、その人物について研究し、
自分なりにまとめてみなさい、ということです。
井上靖の作品に触れて、どう感じたか、どう思ったかということも盛り込んで
その他、時代背景とか、その作品を書くに至った作者の心情などを
自分なりに推測してみたりして、まとめればよいと思いますよ。
実は私も、過去に卒業研究として、ある作家を選び
それについてのレポートを書け、という宿題が出ました。
それで、私は嫌いだと自分で思っていた太宰治を選びました。
作品は、「斜陽」と「人間失格」を読んで、太宰の人間性とか
その作品を書くに至った心情、心理などを自分なりにまとめ
それらの作品に対する私の感想も盛り込んで、レポートをまとめてみました。
まとめるうちに、「なんてだらしない人なんだ」と嫌っていた太宰が
実は、人間的に非常に純粋な人であり、そのために自殺してしまったのではないか・・
という風に思えてきて、それも書きました。
このように、自分なりの視点からみつめたレポートは
現代国語が苦手だったにもかかわらず、先生からはAの評価をもらいました。
とても心に残ったし、自分でも満足しています。
作品を読んで、感想とともに、井上清という人は
どういう人だったのか?どうしてこの作品を書いたのか?
どういう時代に生まれ育ったのか?どういう思想だったのか??
・・・などというところにポイントをおいてレポートをまとめてみられるといいと思います。
頑張ってください。
自分で発見したものは、永久にあなたの宝となるでしょう。