実用の英語を求めるなら、どこの大学にもほぼ答えはありません。
大学は学問を学ぶところで、英語関連の専攻は、学問としての英語(=知識、知見を磨くこと)をするために行くところです。英語関連以外の専攻では、その専攻で必要は文献を読み書きするために英語を学びます。本当に実用となる英語を学びたいなら、多少時間がかかっても可能な状況を作り出して英語圏の学校に行くことです。英語圏で仕事をするなら英語圏の学校を出ている方が仕事の幅が広がる可能性が高いです。
質問者様の最終目的が英語圏に住むこととありますから、それから必要なことを考えてみます。
日本にいると判りにくいのですが、まず住むためにはその国で住んでいいという許可を該当国からもらう必要があります。
一時的に住むのなら、ビザ(Visa、査証)が、期限無く住むには永住権(アメリカみたいに比較的容易に取得できるシステムがある国と日本みたいにかなり特別な理由がないと得られない国があります)か市民権(いわゆる国籍)が必要です。
通常、ビザにせよ、永住権にせよ、その国に必要な人だということを証明しないと発行してくれません。(学生向けビザもその国の学校の利益になるから発行されます。日本から英語圏の国に難民指定や亡命措置を受けることはほぼ不可能です)”必要な人”とは、スキル(技術)や知識を持った人とか、たくさんのお金を投資してくれる人とか、国民の配偶者であるとかです。
次に必要なものは、その国に移住するためにかかる費用とそれから生きていくために必要なお金です。十分な能力を持てば、世界中どこでも働くことは可能です。十分さが弱まるとだんだんその幅(可能な範囲)が狭まります。あらかじめ全てを用意するのか、それとも生きていけるだけの能力とある程度のお金でなんとかするのか、いずれにせよスタートするためにお金を継続的に得る手段の構築が必要です。
英語は前述の過程で必要なら身につけるものと言えます。極論すれば、住むための目的には英語は必須のことではありません。例えばお金が十分にあるなら通訳を雇うことも可能です。質問者様が今身に付けるべき事は、英語より英語圏に移住して生きていくために必要な能力を身につけることです。言い換えればお金を手に入れる手段となりえるものを身につけることです。看護関係の仕事をしたいのなら、英語圏でその仕事をするための条件を探すことから始めます。日本の資格が使えるなら日本で学ぶことができますが、その国の学校や試験が必要ならそれをどうするか?を考えないといけません。
基本的に必要なものは居住許可、お金かそれを得る手段だけなので、移住だけなら結構簡単です。実際、アメリカの永住権のロトに当たってアメリカに移住する日本の人は毎年数百人います。でも、その後の生活を安定させるのは結構大変です。駐在の人のほとんどの人が転職せず日本へ帰るのは、そういう希望があっても生活を続ける自信がないからです。留学生も就労ビザに切り替えられなくて泣く泣く国を離れる人も沢山います。
以上から、今の気持ちを確かめる意味でも、早い段階で比較的簡単にビザが取れる留学を検討されるのがいいのでは?と思います。留学のために必要な英語は、TOEFLのスコアで表現されます。学校により条件が違うのでそれも今後の検討課題ですね。
お礼
回答ありがとうございます。 そうですね。 海外移住の中でも、いろいろな方法を調べてみようと思います。 資格を取るにしても、資格を日本でとってから渡るか、渡って向こうで資格を取るかなど、 いろいろありますもんね。 国によって、就職のしやすさや、多く求められている職種も違いますし。 税金や医療制度などの生活のしやすさなども重要ですね。 大学もそうですが、それ以前に慎重に考えるべきものがたくさんあることに気付かされました。 甘く考えずに、もっともっと情報を手に入れてから考えてみようと思います。 とっても参考になりました。