シップには冷やしたり、温める効果は一切ありません。一般的には冷シップ、温シップとありますが、これは冷感シップ、温感シップの略です。冷感、温感 と “感” の文字がつくことからもわかるように、実際には冷やしたり、温めたりしているわけではありません。冷たく “感じる” 、温 かく “感じる” という意味です。
コップの水にシップを貼って、水が冷えますか?
アイシングは冷えますが、シップでは冷えません。
では 「シップの効果とは?」 というお話になりますが、シップとはお薬で炎症抑えるものです。たとえばバンテリンは、インドメタシンという薬剤で炎症抑えるのを目的にしています。実際に冷やしたり、温めたりする物でいえば、冷やすものでいったら氷(氷嚢)や流水です。温 めるものはお風呂やホットパックなどになります。
これら冷却、加温などの処置は、結構専門的な見極めが必要な場合が多くあります。ですから一般の方はまずは患部の保温をし “シップ貼って安静” が無難かつ最善な方法だと思います。
基本的には温シップは必要ないです。急性でも慢性でも冷シップがあれば十分です。ちなみに冷シップで、関節の動きが悪くなるなんて情報が ありますが嘘です。インターネットの世界は嘘が多いですね。
>一週間ほど前に痛め、冷シップを張っているのですがなかなか治りません。
一度整形外科でレントゲンを撮ってもらってはいかがでしょうか?腰痛と一口にいってもその種類は様々あります。例えば変形性腰椎症、すべり症、腰椎椎間板症、分離症などです。足にも症状があればヘルニ ア、脊柱管狭窄症なども候補に入ってきます。全身的な基礎疾患で言えば骨粗しょう症などです。ある程度の年齢ならどれか持っていても不思議ではありません。
レントゲンとは病院 でしか撮れませんので、整体、整骨院ではなく必ず整形外科を受診されてください。
お大事にどうぞ。