立体の対称性からAG間に直流電圧Eを印加したとき、
Aから流入する電流Iは、AB、AD、AEにI/3ずつに等分割して流れ、B,
D,Eのそれぞれの接点でさらに1/2のI/6の電流に等分割して枝電流として流れ、
それらの枝電流I/6がC,F,HでI/6+I/6=I/3の電流に合流しCG,FG、HGに
それぞれ枝電流I/3のとして流れる。それらの枝電流がGで合流し元のIになり電源に戻る。
したがって、節点B、D、Eの電位は等しく同じ電位になるためB,D,Eを短絡しても
回路の電流や電位に影響を与えない。また同様に接点C、F、Hもどう電位になる
ので短絡しても回路の電流や電位に影響を与えない。
これらのことから、B、D、Eを短絡(AB,AD,AEの抵抗Rは3個並列接続になるので合成抵抗はR/3となる)、C、F、Hも短絡
(CG間の合成抵抗R/3,BC間の合成抵抗はBC,DC,DH,EH,EF,BFの6個の抵抗Rが並列接続
になるので合成抵抗はR/6)した回路と電流、電位的に等価となる。
したがって、全体の合成電気抵抗Roは、R/3とR/6とR/3の直列接続と考えてよいので
Ro=R/3+R/6+R/3=5R/6
となります。
お礼
ご回答頂き、誠にありがとうございます。 その2の考え方が分かりやすかったです。 とても参考になりました。