小説の登場人物の台詞に就いて
お願いします。
ある作品の書評・後書きを読んで思ったのですが、憶えているもので2例ありまして、何と書かれていたかと申しますと、要はふたつとも同様に、「登場人物の台詞を使って作品の設定をさりげなく語らせているところが良い」ということでした。
これはいったいどういうことでしょうか。
私は常日頃、小説の登場人物というのは、どうして読者に対してこんなに親切なのだろうと感じている口です。現実の世界の日常会話には当事者同士のやり取り以外に余分な要素は一切入らないのが普通ですよね。それを物語の中でリアルの表現しようと思ったら、設定や説明に関わることは、極端な話、全て地文・語り部の作業でなければならないはずです、と思うのです。ですが、書評というのは専門家の意見ですから、そう書いてあっては、やはり正論・常識というものがあるのだろうかと、ちょっと不安になりまして……、
小説というのは、やはり会話から読者に内容を読取らせるというのが作者のテクニックになるのでしょうか?
それとも、地文でだらだらと説明ばかりするのが面白くないということなのでしょうか?
何が正論ということもないかとは思うのですが、このような観点から、ご回答、もしくは登場人物の台詞というものに就いて何かご存知でしたら教えて下さい。
宜しくお願い致します。
お礼
話の設定が自分の求めていたのと近いです。 ありがとうございました。