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一般社会での理系用語の誤用について
- 一般社会での理系用語の誤用について疑問を感じています。比喩的な使用方法は否定しませんが、内容を正しく理解せずに使用されているように感じます。
- 特に「○○ビッグバン」という言葉が、創造的な状態からの創出を意味すると思われがちですが、金融ビッグバンのように既存のものを根本的に変える必要がある場合もあります。
- 他にも「進化」や「DNA」といった言葉も適切に使用されているとは言えない場合があります。私だけでなく、同じように不快感を覚える方もいるのではないかと思います。
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流行りものの理系用語は特に本来の意味とは離れてしまいがちに思います。 ・進化:某ゲームで無茶な使い方をしていましたから…。面白かったですが、子どもが間違って覚えそうで不安にもなりました。 ・エコ:やっていることはエコロジーというよりエコノミー。 ・電磁波:なんとなく人体に悪いものというイメージがありますが、可視光も電磁波です。 ・好転反応:マルチ商法などで副作用を誤魔化すために使われる用語。正式な東洋医学用語であるらしく、例えばマッサージでのもみ返しなどがこの例となるらしい。 マルチ商法系は変な用語が多いです。それっぽい気がする用語を使う(本来の意味から外れるものも含む)ので、信じたい思いがあるうちは信じ続けてしまうのでしょう。「好転反応」の例だと、本当は副作用なのに好転反応と言われて「良くなっている」と信じて、結果として悪化したり治療が遅れたりして亡くなった人もいると聞きます。こうした悪質な例を聞くと、本当に不快に感じます。
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- take0_0
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意図的誤用(悪用)なら沢山ありますね。 といえば、車かオーディオ、健康用品! と思ってサイトをぶらぶらしてたら、面白い言葉を見つけました。「半導体効果」 私、こういうのを熟読して真剣に考察してみるのが好きなのですが、次から次へと色々考えますね。感心します。 徹底的に否定しようとすると頭を使いますし、勉強になりますよ。 良心を捨てられて商才があれば、結構稼げるんだろうなぁ。 学生時代、研究に疲れて「スカラー波」に関する某研究所の長文を隅々まで熟読していた事を思い出しました。今日も頭の中が電波でいっぱいだったもので、半導体効果に癒されました。(^^;
- mota_miho
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No.4、No.5、No.7 です。 すごい名称の人間ドックがあります。 「量子力学人間ドック」。 http://www.funaiyukio.com/close-up/index_0812.asp 船井幸雄.com というウェブサイトの中で紹介されています。船井氏は、「株式会社船井総合研究所」(上場会社)を設立した人ですね。 サイトから引用してみます。 <引用開始>--------------------------------------------------------- ■「量子力学人間ドック」とはどんなもの? まず陰山先生によると、現代の一般的な医療は、ニュートン力学に従って、1+1=2以外はあり得ないという考え方が主流なのだそうです。 (略) 今回はじめた『量子力学人間ドック』について、「私は、人間の体において、1+1が2以外の状況になることが絶対にあり得ると考えます。そこで、形(マクロ)の世界だけではなく、もっと一人ひとりの人間の性格や生活面など、細かいところまで考慮したミクロの世界、つまり量子力学の領域まで追究し、機能の面を重視した診断ができるプログラムになるよう考慮しました」と語ります。(以下略) ---------------------------------------------------------<引用終わり> そして、その人間ドックで使用される検査機器が、「アキュプロII 」、「エレウェル」等、珍しい機器です(私が知らないだけかもしれません)。
補足
回答ありがとうございます。 こういう用語を平気で使える人の方が 経済的に楽な暮らしができているのではないかと 思えてしまいました。 どの辺が量子力学なのか全く伝わってこないですね。 量子論に於いても1+1=2だと思うんですが…。 星や炎の色が青いと温度が高いというのも 量子力学を使わないといけないそうですから どこかで量子論は使っているでしょうけど。 今問題になっているホメオパシーも書いてありますね。
- mota_miho
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No.4、No.5 です。 「増幅」の下記のような使い方ですが誤用ではないのでしょうか。 響板・大屋根(反響板) 響板・響棒は弦の下に位置し、ブリッジを通じて伝えられた弦の振動を増幅し、響かせる。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%8E 以上はウィキペディアからです。 同じウィキペディアより「増幅」を見てみますと、 増幅(ぞうふく)とは、何らかの信号の入力に対して元の信号よりも大きな出力信号を得るような作用のことである。 となっていますが、こちらが普通の増幅の定義ですね。 はたして、ピアノの響板は「弦の振動を増幅」しているのでしょうか?
- sawai197
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うーん、質問の意図とはちょっと違うかもしれませんが・・・ 「恒温動物」を「温血動物」、「変温動物」を「冷血動物」というのは止めていただきたいですね。「温血(恒温)動物」を「血が温かい」、「冷血(変温)動物」を「血が冷たい」と誤って使用しているケースが結構ありますし。 同様に誤って使われやすいのが「優性・劣性遺伝」 「劣性遺伝」を「悪い性質の遺伝」と勘違いし「劣性遺伝は遺伝しやすいからねー」と、明らかに矛盾している発言を堂々とする人多数・・・。これも、優性遺伝→顕性遺伝 と言い換える動きもあるようですが、定着して欲しいですね。 その一方「痴呆症」→「認知症」 「精神分裂病」→「統合失調症」 みたいな、意味のない言いかえを強要されたりして・・。「統合失調症」はまだしも「認知症」ってなんなんですか。「認知症状」って! あと、割と売れてるような本を書いている医者が「遺伝病」などという曖昧な言葉を平気で使用し、「病気のほとんどは自力で治せる。重篤な遺伝病なんかは仕方ないけど、糖尿病やら高血圧なんかは病院にいっても意味がない」なんてことを言っていたりする。「糖尿病」や「高血圧症」も「遺伝が関係する」という意味では十分に「遺伝病」なんですが。 以上、理系というより医系からの意見でした。
補足
回答ありがとうございます。 むしろ「温血/冷血動物」は年配の方に多い表現のような気がしますが、いかがでしょうか? もしかして理科の教科書等に使われた時代があったりしたのかもしれないですね。 「優性/劣性遺伝」は英語を直訳して「優勢/劣勢遺伝」とした方がまだ良かったかもしれないですね。 優性も劣勢も遺伝のし易さは同じ筈ですが、優性の方が遺伝し易いと思っている理系人間も多そうです。 国語カテゴリでも「熱中症」の名前の付け方がおかしくないか、 という質問がありました。 たぶん昔「日射病」と呼ばれていた症状のことだと思いますが、 夜中に亡くなる方がいることも考えれば改名の必要はあったのでしょうが 何とも不思議な名前になってしまったなぁと思います。 (質問主様が「熱ニ中ル」なら「中熱症」になる筈だ、と書いていました) いわゆる差別用語も同様だと思いますが、歴史的に悪い印象を持たれた言葉だという 以外に明確な根拠が無いまま改名されてしまっているような気がします。 >「病気のほとんどは自力で治せる。重篤な遺伝病なんかは仕方ないけど、 ここまでは真っ当な文章のようにも感じます。 私が医師の方に言うのは失礼ですが、結局は自然治癒力なくしては治らないのですから ここまでは(拡大解釈をすれば)真っ当な文章のようにも感じます。 たとえば医学校時代の先生の言葉の受け売りだったとしても不思議は無いように思います。 問題はその後です。「そういう意味での『自力』?」と思ってしまいます。 論理のすり替えをやっているような気がします。 私も最近「遺伝病」の濫用を耳にしたことがあるような気がします。 「遺伝病」と聞くと私は鎌状赤血球症のようなものを思い出してしまうのですが 人類特有あるいは霊長類特有の病気なら何でも遺伝病になりかねないですね。 その本の著者にとっては「重篤な遺伝病」とそうでないものに違いがあるのかもしれないですね。
- mota_miho
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No.4です。見解の相違ですね。 さて、新たな回答です。 「水蒸気」は理系用語とはいえないかもしれませんが、誤用がときどきあります。 例えばこちらのページに以下のような記述があります。 http://club.panasonic.jp/voice/qa/main/20090315/ 気化式とは、水分を含んだフィルターに風をあてて蒸発させることで加湿する方式。スチーム式のように水蒸気が目に見えることはありませんが、・・・ また、超音波式とは、超音波で水を砕いて飛ばす方式。白い水蒸気が目に見えるタイプです。
補足
度々の回答ありがとうございます。 >No.4です。見解の相違ですね。 意見交換の場ではありませんし、 自分とは見解の異なる意見を知るのが目的ですので (皮肉等ではなく)感謝しております。 水蒸気という言葉の誤用はよくありますね。 一流メーカーのサイトでこのような表現は驚きますね。 (確かマイナスイオンの関係機器も出していたような…)。
- mota_miho
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あえて、ご質問に反論(?)しますことをお許しください。 私は「金融ビッグバン」の正確な意味と内容を知っているわけではありませんが、違和感を持たせる表現だとは思いません。 「ビッグバン」は、「宇宙の始まり(仮説)」につけたニックネームのようなものですから、理系用語だといっても硬い学術用語という感じはありません(そもそも、「大きな」+「バーン(擬音語)」で一種の比喩表現です)。 英国金融界で、それまでになかった新しいルールや制度が突如できて、大きな衝撃をもたらしたのであったら「ビッグバン」は上手い表現だといってもいいのではないでしょうか。 また、「会社の進化」も用法として問題ないと思います。「進化」は evolution(名詞)、evolve(動詞)の訳語ですが、元の evolution、evolve には、生物学用語として使われる前に「発展(する)、展開(する)」という意味があるわけですから。 以上、ひねくれたことを書きましたが、他のところで理系用語の誤用は少なからずあると思います。
補足
回答ありがとうございます。 “evolution”を英語圏で使われるなら問題はないかもしれません。 しかし英語と日本語は一対一に対応しているわけではありません。 例えば“solution”は「解決」「溶液」「(方程式などの)解」等の意味がありますが 「本ソフトは貴社に溶液を提供します」とすれば誤訳と言えるでしょう。 “evolution”が問題ないとしても「進化」が問題ない根拠にはならないと思います。 ビッグバンに関しても同様のことが言えるようにも思います。 仮に日本版の金融ビッグバンはイギリス版を真似たものとしても 教育ビッグバンなど言葉の濫用が目立ったように思います。 (通常の改革と何が違ったのか結局わからず終いでしたが)
- hk208
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質量と重さ 一応「日常生活で重さといったら質量の場合もある」と書いてある資料が多いのですが 「このお米、10kgの重さがあって大変だった」などの表現が非常に気になります。 なので、私は日常的にも、「10kgの質量があって大変だった」というようにしています あと「速度計」という言葉、速度は方向も示さないといけないのに・・・速さじゃないんですか? 極めつけ「○○Vの電流を流して」 TVで言っていたんですが大丈夫なんでしょうか?
補足
回答ありがとうございます。 運転免許を取るときに「速度の2乗に比例する」 と言われたときは同様な考えを持ちました。 しかしながら「重さ」「速度」「速さ」という言葉は、 科学で使われる以前に日常生活で使われていたと推測されるので これはこれで別に考えたいテーマのような気がします。 質量が10kgであることが大変なのでなくて 重さが10kg重(kgf,kgw)であることが大変なのではないですか?
- noise21
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質問者様も挙げられております『進化』の誤用。 ハッキリ言って気持ち悪いですが、これはスペンサーの意図的な誤用と、 日本での翻訳の仕方に問題がある事、 そしていい加減な高校教育の不完全さに 起因するのである程度致し方無いかと思いますが…、 その『進化(誤用)』の対義語として使われる『退化』 もう、これを読んだり聞いたりすると、 この人は本当に馬鹿なんだなあと思います。 不思議な事に理系で学の高さを鼻にかけているような人でも平気で使いますね。 また、物書きの人も「一生懸命」レベルで使いがちです。
補足
回答ありがとうございます。 お礼の意味で書いておりますが、締め切る前に書けるのはこの欄だけですので…。 首が長くなるとか発達する部分に着目して教育してしまったり 退化のちゃんとした対義語が無かったりという点が 「進化」に「発達」という意味を感じさせてしまうのでしょうね。 私は「当社の○○(という製品)は、(バージョンごとに)進化しています」 という表現は比喩として許容できるのですが (昔のバージョンの製品と新バージョンの製品は別物なので) 同じとみなせる会社や個人に対して「進化」という言葉を使うのを見ると 意味を理解していないのかな、と思ってしまいます。 >不思議な事に理系で学の高さを鼻にかけているような人でも平気で使いますね。 学が高いのにどこまで理解できているのか不明な人はいますね。 テストの点数で測ることのできないものがあるように思います。
補足
回答ありがとうございます。 進化…そのようなゲームがあることは知りませんでした。 エコ…それを突き詰めると「私よくわからないから」とごまかされます(笑) 「地球に優しい」という表現も疑問符が付きます。 電磁波…これも不思議ですね。濁音が付くからでしょうか? 好転反応…この言葉は初めて聞きました。 用語の誤用は悪徳商法の兆候かもしれませんね。