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小柴博士の研究成果は本当に役に立たない?
ノーベル賞受賞者・小柴先生はご自身の研究成果がどのような役に立つのかと記者に聞かれて『役に立たない』とおっしゃっていましたが本当にそうなのでしょうか?もちろん明日明後日、あるいは来年といったすぐ間近の将来ではないでしょうが、長期的(数十年後、数百年後)に見れば必ず何らかの形で世の役に立つからこそノーベル賞を受賞できたと思うのですが。。。そこで、小柴先生のご研究が遠い将来どのような形で世の中の役に立つのか、夢物語でもOKですので教えてください。
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どうも。夢物語・大風呂敷は私の得意分野です。 「役に立つ」をどう解釈するか、によりますが、 やっぱり、工学・医学・法学・商学・農学etcをイメージしてるんでしょうか? まず、ニュートリノ通信 現状では地球の裏との交信は人工衛星を使わないと出来ませんが、 ニュートリノは余裕で地球を通過できるので 中継機器は必要ありません。 大風呂敷を広げたいところですが、 実学の制限が厳しすぎてこれしか思いつきません。
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- terad
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カミオカンデの観測データというのは、 人類の将来のための基礎作りと考えるのが 正しいと思います。 中学、高校で数学や物理勉強するのと同じ です。これ何の役に立つの、と考えても何も 答えは出ません。 高校卒業して、数学とは無縁の世界で 働くようになったら、数学や物理など一生 役に立つことはないかもしれないのと同じです。 今後の人類、或いは世の中の発展の方向 次第ということでしょう。 今現在考えられることは、新粒子の発見の ために役立つかもしれないということです。 まだ論文レベルの話で、科学雑誌などには 出てきていないことですが、カミオカンデの 観測データと、ニュートリノに質量があると いう東大の人たちの主張に矛盾が見られる ようです。 ニュートリノに質量がある根拠とされた ニュートリノ振動の観測データが、諸外国の 研究者によって再検証された結果、現在以下の 3つの可能性が指摘されています。 1)カミオカンデの観測原理に問題があり 測定制度がかなり悪いのではないか 2)カミオカンデの観測データを信じたとしても ニュートリノに質量があると結論ずけるには データに矛盾がある 3)ニュートリノに間違いなく質量があるとすると、 カミオカンデの観測データからは、質量のない 未知の粒子がニュートリノと相互作用している 傾向が読み取れる
お礼
人間社会の発展はもう頭打ちになったかと思っていましたが、何だか数百年後の人類ってまだまだ発展してそうですね。これからもどんどんカミオカンデを駆使して研究していただきたいものです。でないと、浜●ホトニクスが浮かばれません(笑)。
- tocoche
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役にたつか?というと・・・思い浮かびません。(「役にたたない」ということか) でも注目している人がたくさんいて「すごいことをやってくれた」とたたえるのは、好奇心をもっている人たちへのエンターテイメントに近いものだと思います。 役にたたないことをなぜやっているかと訊かれたら、「楽しんでいる」というニュアンスで答えられるかもしれません。(ゲームのように役にたたないものは楽しい。役にたつ勉強ほど重圧がかかって楽しくない・・かな) 私は、多くの人が誰が発明したのかも知らずに使っているという状況のほうが好きなので、純粋に研究に取り組んでいる人のことを推測するのは的外れでしょうが。
お礼
でも、さっきのニュートリノ通信という話は面白いです。もちろん夢のまた夢という感じの応用例だとは思うのですが。。。
- apple-man
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>『役に立たない』とおっしゃっていましたが本当にそうなのでしょうか? 将来誰かが研究結果を利用することで、役に立つ 可能性はありますが、現時点では特にこれに 役立つということはないでしょう。 現代物理学の主要理論の1つを発展させる のに役立っているとも言えますが、その主要理論自体が 崩れてしまうこともありますから、もしかしたら 数年後には、カミオカンデの観測結果はいったい 何だったのだろうということになる可能性もあります。 >長期的(数十年後、数百年後)に見れば必ず何らかの形で世の役に立つからこそノーベル賞を受賞できたと思うのですが 役立つことがノーベル賞受賞の必須要件では ありません。 ノーベルの遺言の中で、今日の物理学賞に繋がって いる内容として、 「物理学の分野で最も重要な発見または発明をした者、」 に賞金を与えるように、というのがありますが、 当時から非常に役立つ発明を多くしていたエジソンが ノーベル賞など受賞していないのがいい例です。
お礼
う~ん、確かにエジソンがもらえなかったのは不思議だ。。。
- kuma56
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むろんご謙遜もあるでしょうけど・・・・ 小柴先生の研究は、未だに詳しい素性の解らないニュートリノの解明と、そのほう出現である太陽内部の推察に対しては、とても有効な研究結果です。 しかし、これは学問上のことであり、知識が広まる効果はありますが、その結果が社会一般に直接役に立つのか?っと言われれば、果たしてどうなのでしょうか。 例えば同時にノーベル賞を受賞した田中さんの場合は、たんぱく質の解析が画期的に早く簡単に出来る方法(←大雑把ですが・・・)なので、今後医療や分野やバイオテクノロジー分野などで応用していけば、イロイロと役に立つ可能性があるでしょう。 しかし、小柴先生の研究結果は、現時点ではそのような応用分野も無い様なので、そういった意味で「役に立たない」という発言になったのではないでしょうか。
お礼
恐らく小柴先生の見出したデータは遠い(?)将来に確立される新しいテクノロジーの基礎となっていくのでしょうね。今すぐには無理だけどという意味での謙遜なのでしょうね。。。
- bttf2003
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小柴昌俊博士自身が、1989年に「ニュートリノ天文学の誕生」(講談社ブルーバックス B792)という大衆向けの本を書かれています。 「役に立たない」という発言は、謙遜の意味でしょう。
お礼
やはり謙遜ですか。そうですよね、本当に役に立たないものに受賞させるような財団ではないですよね、ノーベル財団は。
お礼
ニュートリノ通信ですか、何だか面白そうですね。小柴先生の研究から発展していきそうな夢がひとつ見つかりました。有難うございます。