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過電流継電器(OCR)の整定について
過電流継電器(OCR)の整定について 点検を行ってるとある現場で、ターボ冷凍機の増設の話があります。 現状はCT比が400/5A OCRのタップが3A L=1 瞬時要素 30Aとなっています。 OCRはオムロンのK2CA-DO-R2です。 ここにターボ冷凍機(高圧)125kW 3台をつなぐと OCRの整定はいくつにすれば良いのでしょうか? ターボ冷凍機は起動時に102Aで6秒 定格運転時は16Aです。 3台同時に起動することは無いとのことです。 よろしくお願いします。
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No.1です。 受電用の過電流継電器とのこと了解しました。 現状整定は、 限時要素:I=3A (1次換算:240A) L=1 (300%過電流で1S、150%過電流で6S動作) 瞬時要素:Iinst=30A (1次換算:2400A) ターボー冷凍機3台増設により、常時電流の増加分は48A(16A×3)となる。 1.5倍の余裕をみると 単純に240A+72A=312A よって 限時要素:I=4A (1次換算:320A)とする。 レバー(L=1)は、限時電流値を上げているのでこのままL=1とする。 ※ 起動電流については2台同時起動があった場合には、204A(6S)が流れる。 過電流継電器は、480A(320×1.5)が6S流れると動作するが現実的にはあり得ない。 よって 限時整定は、I=4A (1次換算:320A)、L=1 とする。 瞬時要素については、 4A÷1.5≒2.7A 2.7A×10=27A → 30A よって瞬時要素整定は、Iinst=30A (1次換算:2400A) 現状整定のままとする。 以上 他の要素が解らない状態の整定検討でした。 理想的には、予想契約電力、短絡容量、変圧器の突入電流予想値 他検討項目がありますが実際の現場では余り詳細検討がされていないと思います。 以前、電力にて整定担当経験がありますが、とりあえず電力との協調、負荷側との協調がとれているか。 ・構内短絡は瞬時要素にて動作する(予想)ので電力との協調はOKと推定されます。(理想は電力問い合わせ。) ・負荷側との協調は、電流値が大きい(320A)ので取れているはず。 高圧受電設備規程(JEAC 8011-2002)に整定計算が記載されていますが、個人的には曖昧と思います。出来る限り理想を求めた整定が望ましいです。(現実は?)
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- sentakuya
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受電CT1次が400AでTAPが3Aとは大きな設備と想定します。 力率と効率を85%と想定しても現在の契約電力は2000kWぐらいでしょうか? 前置きはここまでとして受電OCRのTAP&レバーは契約した場合に電力会社からの指定と記憶しています。大概レバーは1だったような・・・ よって、需要家側で云々は出来ないはずです。 契約変更する際には増設される負荷は高圧のようですので3台が運転しないように、また2台が同時始動しないようにインターロックを電力に示す必要があるはずです。 最後に余計なことですが増設によって高圧から特高に変更した場合の設備投資の原価償却期間も考える必要があると思います。 <PS> 増設される負荷は何秒後ぐらいで16Aに落ち着きますか? 連続的な「時間:電流特性曲線」があれば話は少しし易いと思います。 事情もわからず生意気言ってすいません。
- aruhai
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この過電流継電器(OCR)はターボ冷凍機専用の保護を目的とした継電器でしょうか。 CT比(400/5A)から考えると高圧の受電用では無いかと思われます。 ・ターボ冷凍機専用の保護継電器とすると 過負荷保護は冷凍機起動盤の3E、OCR、サーマルにて保護は出来ます。 2相短絡保護は短絡容量が幾らか電力会社に問い合わせる必要があります。 ※ 3台同時起動が無ければ現状整定でも可能です。 ・過電流継電器が受電用の場合については 現状整定は、約1800kW受電を契約と推定されます。 他の負荷が多くターボ冷凍機起動時に継電器整定値を超えるようであれば、電流値を上げる又はダイヤル(レバー)を多くする。 短絡保護(2相)については瞬時要素で確実に除去する。 過負荷、短絡事故いろいろな事故をどの保護装置にて分担させるか、詳細が解れば理想です。
補足
回答ありがとうございます。 ご指摘のとおり、このCTは受電用です。 普段の負荷率が分からないので、なんとも言えないのが現状です。 安全率を考えたうえで、整定したいと思います。 最終決定は主任技術者になると思うのですが・・・