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本支店会計ってどういう場面で使うのでしょうか?
本支店会計ってどういう場面で使うのでしょうか? 実務上、本店・支店ってあまり聞かないのですが・・・ 支店って事業所のことでしょうか?
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本支店会計で言うところの支店は実際の事務所とか事業所ってわけではないんですよ。 例えばある会社では九州、四国、関西、関東、東北、北海道 ってな感じでエリアごとに会計単位を設定している場合にはそれが本支店会計での支店に該当しますし、 また、ある会社ではそれこそ事業所や営業所ごとに支店って会計単位を設定しています。 実務的には会計処理を行う単位って場合が多いかと思います(エリアごとであればエリアセンターがあるとか、小さな営業所の場合、近くの大きな事業所に含めるとか) ようは本支店会計の目的は各経営活動単位ごとにちゃんと利益が出ているかを把握するための会計です。 それぞれの事業単位をある意味別会社とみなして支店間取引なんかもちゃんとそれぞれの売上や費用に反映させるってことですね。 だから経営管理を行う一単位ごとに支店って単位で複数事務所をくくることもありうるわけです。
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- yosifuji2002
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今は大きな会社でも本社のコンピューターで全社の経理データを集中的に処理できますので、イメージが沸かないのだと思います。 実は私も経理の初心者であったころにこの概念が判らず苦労したことがあります。今更先輩に聞くのも恥ずかしいしと言う感じでした。 でもあるとき突然イメージがわいて氷解しました。 そのときの私のイメージは、本社から見た場合支店(他の事業所のことです)とお金やものや費用のやり取りがある時に、こちらの勘定科目が何であれ(現預金、商品、手形、小切手など)相手科目は支店という唯一のパイプを通しておくれば良いだ。 相手の支店は逆にこちらが何であれ本社というパイプを通して見ている。受け取った支店はすべて相手勘定が本社で、支店側の科目だけを考えれば良いのだということです。 例えば本社から資金を送るときは 本社では 支店 999 /現預金 999 これが支店では 現預金 999 /本社 999 という仕訳を起します。 この仕組みは通信手段が限られていたときに、試算表を支店単位で分割し、BSの資本の部に本店、支店を置きそれを相手勘定として仕訳を切るという考え方で、独立して支店単位で経理処理ができる仕組みとして発達したものです。 全社の試算表を作る際には全本支店の試算表の同じ科目を合算し、本社勘定と支店勘定を相殺します。 当然本店から見た支店勘定の残高は、支店の本店勘定と一致するのですが、これが複雑な未達などが絡んで、実務上はよく決算の最後の段階で合わないなどということが起こりました。これを素早く見つけるのがベテラン経理などと言われたものです。 今は論理的には残っていても実際は全社の仕訳入力は一つのシステムに対して行い、本支店の区分は部門コードの入力ですべてできるので、そのようなトラブルはご存じないでし、想像できないでしょうね。
お礼
実務の興味深いお話ありがとうございました。 >実務上はよく決算の最後の段階で合わないなどということが起こりました。これを素早く見つけるのがベ>テラン経理などと言われたものです。 なるほど、勘所が分かってくるのですね、何処が違うのか・・・
- climber(@politeness)
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日商2級簿記で出てきますね。会社規模が大きくなった際に、支店を各地に設けてそこでも営業活動を行うことが出来るようにします。大手企業は大概こうした方法でより確実に営利を追求していきます。例えば、東京本店(営業の本拠点)に対して、大阪支店、仙台支店を設置するというようなものです。東北地方で活動を行うには現地仙台に拠点が存在しているほうが営利を追求していくうえで効率的ですね。こうした理由で各地に支店を設けます。 このような形態の企業では、本店・支店間の取引(内部取引)がなされます。例えば、送金・買掛金立て替えなどです。これらを反映させたのが本支店会計です。
お礼
営利を追求していくうえで効率的って概念がスタートですね。ありがとうございました。
お礼
概念がとてもよく理解できました。ありがとうございました。