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エンタルピーとエントロピーの実用性について
エンタルピーとエントロピーについては多くの質問と回答を参考にさせていただきましたが、 どうしても何に!使うと便利か実用性があるのかが 理解できません。 どなたかわかりやすいように説明してください。
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- pipejob
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エンタルピーとエントロピーはギブズ自由エネルギーの方程式で結び付けられます。 ΔG=ΔH-TΔS ギブズ自由エネルギーは正なら自発的、負ならその進行方向に自発的でないということを表します。(逆方向に自発的) エンタルピーを説明する良い例が見つからないので(化学反応ではHessの法則などで多用)、エントロピーについて少し触れると「覆水盆に返らず」ってことわざがありますよね? 盆から床には水がこぼれますが、こぼれた水が盆に自発的に入ることはありません。 つまりエントロピーは物事がどちらからどちらに行くかを表したもので、すべての物事は乱雑する(エントロピー増大)の方向に進むわけです。 盆の中の水とこぼれた水のエントロピーを比較すると、こぼれた水のほうが盆という秩序に縛られてなくより乱雑である、つまりエントロピーが大きいことが分かると思います。 ですからエントロピー増大(水がこぼれる)方向には進むがエントロピー減少(盆に返る)方向には進まないのです。 エンタルピーは定圧化の熱量ですから適当になってしまいますが、 ΔG=ΔH-TΔS を用いて盆にこぼれた水を戻そうとしたらΔG<0(自発的)にしなければなりません。 ところが上で説明した通り、この方向ではΔSは減少つまりTΔS<0となるわけで、ΔHはTΔSの量を越える熱量という条件で自発的になります。 つまり起こりえないことを起こすエネルギーが必要となり、人間がやるならば超能力なわけですよね? 故事を引用したので中国4000年の氣を送ってみましょうか。 それとも「界王拳っ!」とか叫んでる孫悟空?
- First_Noel
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例えばh-s線図は,エアコンなどヒートポンプの 設計時に必ず参照します. h-s線図でサイクル設計して,機械を設計しますし, その逆もあります.これは設計手法にもよりますが.