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埼玉県南部の雷雲の謎
- 埼玉県南部で見られる雷雲の特徴と消える速さについて
- 東京都心での雷雲の移動についての謎
- 公式な機関には質問できない雷雲に関する疑問
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質問者が選んだベストアンサー
おまたせしました。 真夏の夕立としての積乱雲が出来るとき、地上の風の寄り集まりが必要です。 で、その風の寄り集まる場所の中心が(小さな低気圧があったのでしょう) 秩父~多摩西部の山々と関東平野との境目あたりを南下していました。 (ちょうどJR八高線に沿うラインを南下したと考えてもらえばいいです) あの発達した積乱雲は、 その寄り集まりによってできたものです。 上空の風が西風だったので、秩父あたりで発生したものが 西風に乗って、埼玉の平野部にも入ってきたのです。 じゃあ、なぜ23区には入ってこなかったのか。 実は風の寄り集まり部分がもうひとつ、千葉の北部にも出来たのです。 多摩と千葉の北部両方に風の寄り集まり部(それは小さな低気圧)が出来たため、 23区付近は、その間に挟まれた格好になり、 低気圧と低気圧の間で言ってみれば小さな高気圧ができてしまい、 それで雨雲が消え去ったのです。
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- tpg0
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こちら(古河)は、昨夜も雷雨に見舞われ3日連続の停電です。 停電と言っても数分間で復旧しますが、バックアップ機能のないボイラーコントローラは停電の都度タイマー設定が面倒です。 ところで、積乱雲が短時間で消滅する理由ですが、成長しきった雲頂が上空で冷やされ氷晶を造り重くなるので、上昇気流より下降気流が強くなります。 この時、氷晶を含んだ雲が摩擦を起こして帯電するのが、雷雲が出来る理屈です。 下降を始めた雷雲は氷晶を含んでいるので周囲の空気を冷やし加速的に下降気流を強めます。 そして、部分的な高気圧を造り雲底から地上に流れ出ます。 山間部で発生した崩れた積乱雲は平野部に流れるしかないので北関東は前回答のようなルートを辿り衰退していきます。 規模の大きい積乱雲ほど雲頂の冷却温度が低いので崩れ方が速いようで一気に上空は厚い雲に覆われて薄暗くなります。 一昨日の雷雲が23区に流れなかった原因は、他の積乱雲の下降気流が影響したとしか考えられませんが、当地でも、一昨日の雷雲は北西と西北西からの2つの雷雲の影響を受けたのに対し、昨日は西北西からの雷雲で一昨日より規模が小さかったです。 これから考えられるのは、積乱雲の規模と他の積乱雲の下降気流によって雷雲のコースが多少変わる事です。 雷雲の発生元より距離が離れるほどコースのズレが大きくなるので山間部の少しのズレが23区を避けるようなコースを辿ったとしか考えられません。 私の出身地は東京浅草で埼玉県川口市を経て現在の居住地に落ち着きましたが、浅草も川口市も雷は発生してます。 ですから、一昨日はたまたま23区からズレただけで雷雲が23区を避ける事はあり得ないと言う結論に達するのです。
お礼
tpg0様 引き続き詳しい説明をいただきありがとうございました。雷雲が同時に発生しているとその距離が近くなるほど影響し合って、気流によるコースの変化が起こる事がよくわかりました。都心方面に行かなかったのはたまたまなのですね。
- tarim_ho
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tpg0さんの回答は、質問への回答になってませんね。 雷雲の一般的な動向を述べただけに過ぎませんからね。 まず入道雲が1時間くらいで消えることはざらにあります。 入道雲の下で大雨が降っていたら、つまり雲を発達させる水蒸気の供給(=上昇気流)が無くなるので、 そうなると,一気に消え去るということは十分あり得ます。 それから東京の手前で雷雲が止まった件ですが、 それはちょっと待って下さいね・・・調べてみます・・・
- tpg0
- ベストアンサー率31% (3785/11963)
埼玉県朝霞市から北の方角の積乱雲なら栃木県日光方向の積乱雲だと思います。 北北西なら群馬県赤城山方向の積乱雲です。 私は、茨城県西部(古河市)に住んでる者ですが、昨日と一昨日に掛けて2日連続で雷による停電を見舞われました。 北関東の積乱雲は日中の酷暑による水蒸気の上昇気流が山間部で発達して午後になって南下して来ます。 大抵は、南東の方向に南下するパターンが多いです。 古河市から北に見える積乱雲は日光男体山付近の積乱雲で栃木県宇都宮市から茨城県結城市に流れるパターンが多く南西に流れた雷雲は記憶にありません。 古河から北西に見える積乱雲は群馬県赤城山付近で発達した積乱雲で群馬県桐生市から埼玉県熊谷市方向か群馬県館林市から茨城県古河市方向に雷雲が流れるパターンが多いですから、埼玉県方向に流れる雷雲は赤城山付近で発達した積乱雲にほぼ間違いないです。 群馬県館林市と埼玉県熊谷市は距離的に近いですが、いずれも記録的な気温を出す地域として有名で、東京の気温が館林市や熊谷市を上回った事はないはずです。 熊谷方向に流れた雷雲は、さいたま市(大宮)か川越方向に流れると東京23区方向にも雷雲が流れると考えられます。 北関東の雷雲は南東から南南東または東南東に流れるパターンが殆んどですから、東京西部の高尾山方向までは流れてないで八王子や立川方向に抜けたと思います。 いずれにしても、北関東の雷雲の発生率は日本一だと思います。
お礼
本当に群馬・栃木は雷の発生率が高いですね。中でも古河エリアはダントツのように感じています。やはり渡良瀬遊水池が水蒸気の大元になっているのでしょうか。見える方向での雷雲の発生場所予測と流れるパターンをいろいろ教えてくださってありがとうございます。 ただ24日夜のケースはあまりに見事に南東方向の都心方面を避けて、雷雲が東南東、南南東の二手に分かれたので、23区方面が「嫌われた??」ように見える謎を知りたいです。
お礼
rarim_ho様 大変具体的に教えていただきありがとうございました。夏の天気の移り変わりは、秋の台風などとは別の意味でダイナミックでとても興味があります。これから雷雲の動きの実況などを見るときの参考にさせていただきます。