AI、肉体労働より頭脳労働の機械化が進む
昨今話題のAIについてです。
ディープラーニングを主体とした新しいAIの技術革新が社会に及ぼす影響について「AIにより現在の半分の仕事はなくなる」ということで話題になったりもしています。もちろんこれは天気予報レベルの一部の人の予測です。
それらの記事を読み進めていくなかで、「新しいAIにより、肉体労働より先に頭脳労働の機械化が進む」という話が数多くあります。
しかし日本でのテレビ番組を見ていると権威高い肩書を持った評論家さんが、「AIの話などでも明らかなようにますます機械化が進み、大学進学などの高等教育がとても大切になって来ます」などと話しています。
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「新しいAIにより、肉体労働より先に頭脳労働の機械化が進む」というのが新しいAI技術の肝でもあり、評論家さんの話がピント外れのように聞こえます。
有罪率99%以上の裁判なんて裁判官は1/10以下にできるでしょうし、弁護士も半分で済むとも言われていますし、翻訳は機械化でより精度向上し続けると言われていますし、プログラミングの自動化も進むとされ、これまで100人でやっていたプロジェクトを少人数で行えるようになるとも言われているのですから、多くの大学教育で既存の教育の学生を減らす必要があります。
これまでの教育やスキルの多くが無力化され、知的労働の機械化が肉体労働以上に進んで行くのだから、現在の新しいAIによる技術革新が頭打ちになるまでは、既存の教育体制を強化しても何の意味もないという話ですよね?
確かに、AIがリーマン予想を説いてくれたり、量子力学の様々な矛盾を説明してくれたり、人類や生物の進化を誤りなく教えてくれるようなことにはなりません ので高度な知的活動は重要です。
しかし日本の権威高い肩書を持った評論家さんが、「AIの話などでも明らかなようにますます機械化が進み、大学進学などの高等教育がとても大切になって来ます。進学率を上げて・・・・」と話します。これってどういう意味で言っているのでしょう?
なんでAIの技術革新にともない、大学への進学率を上げる必要があるのでしょうか?義務教育を含む教育内容の変更が必要というならわかりますが、なぜ大学進学率を上げる必要があるのでしょうか?
お礼
勉強になりました。 どうも、有難う。