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山茶花の液肥についてのおすすめとは?
- 我が家の山茶花の成長が遅いので、液肥を与えることを検討しています。
- 山茶花の成長を促すために適切な液肥は何でしょうか?
- 日当たりや水分補給は十分であるが、土の状態が良くないとのことです。
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地植えの山茶花の場合は、あえて液肥は必要ではないでしょう。拙宅にも30年ぐらいの地植えの山茶花がありますが、肥料は有機質のものと速効性の粒状の化成肥料(N:P:K=8:8:8)だけです。 まず有機質の肥料は2月あたりに施す寒肥ですね、「骨粉入り油粕」の肥料とバーク堆肥を半々に混ぜます、これを株の最大径の直下あたりで4箇所ぐらい穴を掘って施します。 剪定は5月か6月上旬あたり、拙宅では他の庭木の剪定も兼ねて6月上旬あたりで剪定する事が多いですが、山茶花は6月中旬までには剪定を終らすようにしましょう。これ以降は花芽を作り始める、花芽分化期に入ります。剪定は1年に1回、この時期だけです。 そして剪定直後に上記した有機質混合肥料を「追肥」して下さい。同じく株の最大径の直下あたりに4箇所ぐらい穴を掘って埋めます。追肥の量は寒肥の半分ぐらいです、1箇所あたりハンドスコップに2杯ぐらいの量ですかね。 この時期に追肥を行なうと枝葉も良く茂り、秋の花芽も多く付けますからお勧めです。 有機質肥料で構いませんよ、肥料やけ?根やけ?、しません。バーク堆肥は土壌改良剤でもあり、根の張りを良くします。 できれば植え付け前に土壌改良したかったところですが、今となっては仕方がありません。後からでも根の先端部分を見極めて徐々に土壌改良して行きましょう。 速効性の化成肥料は「お礼肥」ですね。春に花が終わった時点で、粒状性のものを軽く2握りぐらい株元周辺にばら撒きます。お礼肥には大体速効性のものを使います。液肥も速効性ですからお礼肥に使っても構いません。具体的にはハイポネックス(原液)や花工場(原液)などを500~1000倍ぐらいに希釈して、株元周辺に7~8リッターぐらい流し込みます。1週間おきに2回ほど与えれば十分でしょう。粒状性化成肥料のばら撒きならば、1回でよろしいです。速効性ですから肥効期間としては長くはありません。せいぜい1週間あたりのものです。また濃い過ぎる液肥や、多量の撒き過ぎには注意しましょう。 寒肥とお礼肥と追肥で十分で、良く育ち沢山の花を付けます。9月あたりでお礼肥的なものを与えてもよろしいですが、省略しても構いません。 https://www0.takii.co.jp/CGI/netshop/catalog/products/item/MUZ138/ http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/031800/PDF/enngei/17-70.pdf http://www.hyponex.co.jp/products/fertilizer/pr_fer_10.html http://www.sc-engei.co.jp/guide/syo00343.html (速効性化成肥料(グレー色で粒状性のもの)は適当な画像が見当たりませんでしたが、多分ホームセンターあたりですべてそろうと思います)。 貴方の場合、剪定時期としてはもう遅いでしょう、花芽はもう作られつつあります。樹形は来年の5月下旬か6月上旬あたりで剪定して整えましょう。 今からでも上記した「追肥」を行ないところですが、何分猛暑の時期となってしまい、生の有機質肥料が出す発酵熱あたりが心配ですから、代わりに緩効性のIB化成肥料を同じく株の最大径の直下あたり4箇所ぐらい穴を掘って1箇所あたり軽く一握りぐらい施してみましょう。バーク堆肥と一緒に混ぜても構いません。(IB化成肥料は灰白色のパチンコ玉のような形状です、2ヶ月ぐらいの肥効が期待できます。多分ホームセンターあたりで入手できます)。 http://item.rakuten.co.jp/kaju/10001035/ また9月中旬あたりで上記した速効性の肥料を与えてみましょう。夏越しの疲れを癒します。 来年からは、寒肥(2月)~お礼肥(花後)~剪定(5月~6月上旬)~追肥(剪定と同時期)と手順を踏んで作業を進めてみて下さい。
お礼
Hoojano様、早速のご回答ありがとうございます。 また、1年のながれも示していただき、素人の私でもよく分かりました。 成長が遅いと言われたときは本当にショックだったので、しっかり育ててあげないといけないと強く感じたところでございます。 Hoojano様に教えていただいて手順で十分に愛情を注いであげたいと思います。 本当にありがとうございました。