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ミネラルウォーターの日本への運搬方法と価格競争について
- ミネラルウォーターの日本への運搬方法と価格競争について考えてみましょう。水を飛行機で運ぶ場合、重さあたりの価値が少ないため、採算が合いません。船で運ぶ場合は、長い運搬期間と冷蔵の必要性がありますが、それでも日本に水が運ばれてきて、価格が変わらない理由があります。
- 実際には、水を運ぶ方法や冷蔵技術の改良によって、効率的な運搬が可能になっています。また、物価の変動や海外での生産コストの違いも影響しています。日本と物価の変わらないヨーロッパの水が売られているのは、競争力のある価格設定や需要と供給のバランスによるものかもしれません。
- ミネラルウォーターの日本への運搬方法や価格競争は複雑な要素が絡み合っています。運搬コストの最適化や需要と供給の調整など、さまざまな工夫が行われている可能性があります。また、ブランド力や消費者の好みも水の価格に影響を与えているかもしれません。
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飛行機は大量輸送に向いていないので使用されていないでしょう。 そして、その代わりに船や鉄道を使います。 エビアンは鉄道輸送が3分の2を占めるそうですが、 海外の水メーカーは日本への輸出に際して、 (商品を詰め込んだコンテナを、船に積載して輸送する) という形式を採用しているはずです。 >そうなるとそのあいだ水を新鮮に保っとこうと思ったら相当な電気代をかけて冷蔵する必要があると思われます。 冷蔵はしておらず、そのため電気代はかかりません。 >実際には日本に水が運ばれてきて、日本の水と変わらない値段で売られているのはなんででしょうか? まず、「水という商品そのもの」の原価は非常に安価です。 日本も、欧州を含めた海外も、この段階では差はありません。 問題は輸送費です。商品の大量輸送にかかるお金を(Y)円とします。 このとき、海外メーカの商品は日本のそれより(Y)円高くなります。 ただ、ここでペットボトル費用のことも考慮しなければなりません。 日本のメーカは、「日本で湧く水」の性質と法律の関係上、 製造の段階で加熱処理にひと手間かける必要があり、 特殊なペットボトル・A(仮)を使用しています。 一方、ボルヴィックをはじめとする多くの海外ブランドは、 「欧州で湧く水」の性質と法律の関係上、加熱に手間取ることはなく 安価なペットボトル・B(仮)を使用しています。 このとき、 (ペットボトルAの価格)―(ペットボトルBの価格)=(x)円とします。 つまり、海外のペットボトルの方が(x)円安いことを意味します。 そして本題。先ほど、海外メーカの水は日本のそれより(Y)円高いと いいました。 しかし、海外はペットボトルが(x)円安い。 そして、実はこの(Y)と(x)は等しい金額だった。 この結果、差引ゼロで、両者の最終的な売値は同等になるのです。 だからこそ、ボルヴィックやエビアンは、 >日本の水と変わらない値段で売られている のです。 お分かりいただけましたか? ちなみ、ボルヴィックは現在キリンビバレジ(株)が販売していますが、 この会社を通さずに輸入・購入した場合、 ボルヴィックは普段より安くなることがあります。
お礼
大変よくわかりました。ありがとうございました。