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短歌か俳句で「戦争が廊下の隅に隠れてる」とかいうようなのを聞いたことが
短歌か俳句で「戦争が廊下の隅に隠れてる」とかいうようなのを聞いたことがあるのですが、正確なところと作者を忘れてしまったので教えてください。
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これでしょうか? 戦争が廊下の奥に立つてゐた(渡邊白泉) 昭和14年の作だが、当時、 軍は軍の施設以外のところで会議などをしなければならなくなると、 機密保持のため、廊下に歩哨を立て、一般の立ち入りを禁じたという。 戦争は戦場だけにあるのではなく、実はその元凶たちは、 この廊下の奥で額を寄せ合って、 会議をしているのだという鮮烈なイメージ。 当時の新興俳句でさかんに試みられた口語文体であることも、 その事態を伝える上で効果的だ。 他の「銃後といふ不思議な町を丘で見た」 「憲兵の前で滑つて転んぢやつた」 「戦場に手ゆき足ゆき胴ゆけり」 「夏の海水兵ひとり紛失す」 「玉音を理解せし者前に出よ」等々、 白泉が戦争を詠んだ作品は昭和戦争俳句中、最高水準のものである。 http://www.nikkoku.net/ezine/yomoyama/shiorigusa_28/index.html
お礼
ありがとうございました。すべってころんだ、は面白い句ですね。とても勉強になりました。