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海のようなは
海のようなは さすがに幽かな反射はあって、仰げば仰ぐほど暗い藍色の海のようなは、そこに他界を望むような心地もせらるるのであった。 「ような」の後に付くのは体言ではないでしょうか。この場合はなんで助詞「は」が来るのですか。教えてください。
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>この場合はなんで助詞「は」が来るのですか。 「さすがに幽かな反射はあって、仰げば仰ぐほど暗い藍色の海のような」と言う形容があって 「それは、そこに他界を望むような心地もせらるる」と述べているのですね。 つまり「のような」と「は、」の間にある筈の「それ」が削除されているのです。 執筆者が「ここに『それ』が入っていると、文章の間が悪いから取ってしまおう」と考えたのかも知れません。 文章の前後関係から「それ」である事が明らかですから。 そして、文法的に言えば「それ」が無いと正しくないです。通常は「それ」は削除できません。 ですが「小説などの文章は文法規則に縛られない記述があっても良いのではないか」と考えて執筆する作家も居るので、一部の小説は「文法に違反した書き方」をしています。 なので「小説の中の日本語は何でもありの世界だから、日本語の勉強をする資料や教材には使えない」です。
お礼
丁寧なご説明ありがとうございます。おっしゃるとおり確かに小説の中の文です。実際生活の中の日本語とは違うかもしれません。古い表現が多くて、文法的正しくない表現もあります。こんな小説を読んで日本語の勉強には本当に役に立つのかと思います。これからもよろしくお願いします。