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同人のニ次創作は漫画文化に貢献していますか?
同人のニ次創作は漫画文化に貢献していますか? 日本の漫画文化を語る上で同人は外せないとは思うのですが、 創作と二次創作は分けて考える必要があると思っています。 (どちらが良い悪いではなく) 創作同人がオリジナリティあふれる漫画文化を築いているのは理解できるのですが、 二次創作が漫画文化に影響を与えているとなると疑問を持たざるを得ません。 そこで質問なのですが、 【具体的に漫画文化に影響を与えるほどの二次創作作品が存在したのでしょうか?】 質問はこの一点にのみ絞りますので、 同人の定義とか論議は不要とします。
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- cherrymoon
- ベストアンサー率23% (739/3104)
割り込みですみません…。 >プロの漫画家で過去に二次創作を作ったことがある人は沢山いると思いますが、それで知名度を上げてからプロになった人ってほとんどいないと思うんですが。。。 やっぱ有名どころって言ったら櫻林子&橘水樹でしょうか。 アニメの二次創作同人誌が本家本元のキャラクターデザイナーの目に止まり、公認されて商業コミックスとして出ています。 プロになる前の同人誌時代からも知名度が高かったので、この条件に当て嵌まると思います。 イラストレーターの小林智美・ひびき玲音・宮城とおこも二次創作出身ですし。 女性向けに限定するなら二次創作出身のプロは多い気がします。 筆頭はCLAMP、高河ゆん、尾崎南あたりでしょうね。 今はDAIGOの姉で名前が知られている影木栄木も、その相方のつだみきよも二次創作出身です。 脱税問題で有名になった品川かおるこも二次創作出身です(この脱税問題で商業の仕事はないみたいですが) 男性向けは分かりませんが、女性向けは二次創作をステップアップにしてプロになる人が割合高いと思います。
- ginkuro814
- ベストアンサー率25% (258/997)
二次創作同人誌で人気があって、商業でも活躍しているというと・・・ 映画化もされる『大奥』のよしながふみさんや、『ハチクロ』の羽海野チカさんもそうですよね。
- k16399638
- ベストアンサー率33% (342/1035)
二次創作、というのはよい一次原作にであったときは、本当に楽しいものです。 個人的には、「補助輪のついた自転車」だと思っています。 ふるーい話ですが、あずまひでお氏の「ルパン三世 カリオストロの城」のクラリス同人誌が、二次創作という手法が「あり」なんだと知らしめたものではないでしょうか。 二次創作からプロになった人もいますし、一次創作でプロになった人も多いので(代表が「エマ」の森薫ですね)、同人誌という媒体は、日本独特の表現手段だと思います。 ドイツでアニメ・フェスティバルをやるときは、所管の警察に「二次創作同人誌は作りません」と一筆いれなくてはなりません。韓国と台湾は最近即売会が増えてきているのですが、日本のような同人誌向け印刷所がないので、基本コピー本になり配布能力に限界があります。その代わりドイツ(とか欧米)では、コスプレに力を入れます。韓国台湾の即売会では、自分のサークル・スペースを派手に飾りつけることによって、自己表現をするそうです。 こうして考えると、日本の同人誌は、作家を育てるよい畑だと思います。編集者は即売会場で使えそうな作家を鵜の目鷹の目でさがしています。そこからブレイクする人も少なくない現状を鑑みると、日本のマンガはジャパニーズ・ドリームといえるでしょう。
- srxmk3pro
- ベストアンサー率53% (527/980)
有名どころでは『カードキャプターさくら』などのCLAMPさんでしょうか? ウキペディアに同人誌のリストがのっています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/CLAMP#.E5.95.86.E6.A5.AD.E3.83.87.E3.83.93.E3.83.A5.E3.83.BC.E4.BB.A5.E5.89.8D また同人誌ではありませんが、『パトレイバー』などの作者、ゆうきまさみさんも、デビューはアニパロです。 また漫画ではありませんが、『エヴァンゲリオン』のガイナックスはSFやアニメのパロディフルムを作ったDAICON FILMが母体です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/DAICON_FILM 逆にここ20年ほどでは創作同人で名を成してデビューした漫画家の方が思い浮かびません。
- もこ猫ミクにゃん(@miku-chi)
- ベストアンサー率31% (3132/9930)
貢献かどうか分かりませんが、二次創作の同人作家出身の漫画家さんは結構いますね。 高河ゆんさんの二次創作の同人作品は読んだことがないですが、同人誌を読まれた出版社の方にスカウトされたという話を聞いたことがあります。 現在ではアニメのキャラクターデザインも手がけるほどの大御所ですからね。。。(そしてそのアニメの同人誌も結構出回っています)
- biginjapan
- ベストアンサー率48% (327/671)
貢献といってイイのかわからないケド 「ひぐらし」や「初音ミク」 「東方」に「コープス」などが 漫画として連載されるようになったのは 原作(?)ソフトがブレイクしたから... というよりは二次創作群からの影響ですよネ いまだに「エロゲ原作」と思っている人も いるようですが(苦笑
お礼
二次創作が元祖の人気を上げたという考え方ですね。 たしかに東方なんかは創作同人から二次創作に派生して爆発的に認知度が高まった作品ですね。 ただ、東方という【ゲーム】の本質を捉えたときに、二次創作物が本家にどの程度影響を与えてるのかは疑問です。 少なくともあの作者のゲーム製作履歴や質なんかは、大ブームになるまえから「創作同人界」ではそれなりの価値を築いていましたから。 ミクなんかはニコ動のオリジナル楽曲でメジャになった認識があるのですがどうなんでしょう。 オリジナルが二次に飲み込まれていないからこそ、ゲームソフトやCDリリースやセカイカメラ等への進出が現在進行形で成功しているのだと思います。 ただ、オリジナルを作った作者が二次創作によって儲けているというのは事実だと思います。 ご回答ありがとうございました!
- tiltilmitil
- ベストアンサー率22% (1871/8250)
公式の2次創作といえる、原作者以外の手によるアンソロジーコミックなども多数出るようになっています。そういうのは影響を与えているといえるのではないでしょうか。
お礼
公認を受けたアンソロジーコミックは確かにそうですね。 これこそ同人の二次創作でのビジネススタイルが出版社に影響を与えた結果かもしれません。 二次創作ビジネスを漫画文化における位置としてどう認識するか。。。 考えは尽きません。 しかしあれ、原作者はどういう認識(どういう心境)をしてるのでしょうか。知りたいですね。
- kaxi
- ベストアンサー率70% (7/10)
さて、質問についてですが。 一つ思い付くのが、二次創作の同人誌により、BL・百合(GL)が一ジャンルとして一般書店にコーナーが作られるようになったことです。 例えば20~30年前にBL物が、15年前にGLがアングラな同人誌即売会(コミケ)やアンソロジー以外で、非エロ本として販売されるだなんて想像だにしませんでした。 これは、その更に10数年前から主に二次創作同人誌で盛んに作られ、その同人作家がプロに転向したり、同人誌を読んで育った層が出版・アニメ業界の中心になった結果だと思います。 (もちろんセクシャルマイノリティの一般層への理解度が上がったことも多分に関係しているとは思いますが、こちらはまだまだ発展途上かと) 今現在、同人活動を行わなくとも、BL・GL雑誌の投稿や持ち込みでオリジナルが描け、一応でもBL・GL作家として食べて行けるのは過去の二次創作同人誌での大ブームを作った功績だと思いますよ。 因みに、BLは『C翼』『S星也』『トルーパー』、GLは『セーラームーン』『ウテナ』等が火付け役として盛大に盛り上がっていたと思います。 あとは、プロアマ問わず作家の自主育成の場としての二次創作活動を利用されている人は多いですね。 その経験が作品にフィードバックされれば影響はかなりのものになるかと(途中で潰れる場合が多いですが)。 ただ、何にせよ、二次創作は二次創作です。 原作の著作権(及び周辺の権利)を侵害していることは事実。 それがアヤフヤになってしまう程に成長し過ぎた分野にはなってきているのもまた事実ですね。
お礼
>>二重投稿 これはOKWAVE側の不具合のようです。 今確認したところ本来なら5件までしか質問できないはずが、この2重バグのおかげで6件になっています。 ご懸念いただいてありがとうございます。 では本題、 BL・百合というジャンルの認知度に過去のブームが影響してるのは間違いなさそうですね。 ただ、それがどの程度の割合で関係してるかは調べる必要がありそうです。 たとえば少女漫画界なんかで巨匠とよばれるBL作家なんかは、その一連のブーム以前からそのジャンルを確立していて、その功績はプロデビュー後か創作同人時代からの人が多いです。 年齢的にも手塚作品やガッチャマンを見てた世代ですね。 中にはテレビアニメになった作品もあります。 実際、比較的一般の書店のBLコーナーにならぶのは創作BLがほとんどです。 プロのBL作家で創作出身は沢山いますが、二次創作でメジャになってからプロの作家になった人で、私がすぐ思いつくのは1~2人です(勉強不足なだけかもしれませんが) 出版社がその大ブームを期にビジネススタイルを確立してるのは間違いなさそうですが、 それが文化に大きく影響を与えてるかというと・・・少し疑問が残りますね。 同人ビジネスと文化の関係・・・この辺も考察する価値があるような気がしてきました。 貴重な回答ありがとうございます。 大変参考になりました!!
お礼
ご回答ありがとうございます! いやまさに代表例が高河ゆんさんですよね。 私もよくわかりませんが、この人のネームバリューでガンダムOOを見た人はいると思います。 これは二次創作が漫画文化に関係した数少ない例でしょうね。 しかし、それ以外に沢山おられます?? (沢山の定義は創作同人をメインにやっていた作家と比べてとします) プロの漫画家で過去に二次創作を作ったことがある人は沢山いると思いますが、それで知名度を上げてからプロになった人ってほとんどいないと思うんですが。。。