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この短歌にどのような印象を受けますか? (すぐに回答ください)
この短歌にどのような印象を受けますか? (すぐに回答ください) 「桜背に写る二人の時を止め 離れぬことを星に願う夜」 よろしくお願いいたします。
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「桜背に写る」、「星(の夜)」・・という景観を表す表現が2つ出てくることで、視覚的なポイントが絞れず、読み手の意識が散ってしまいます。 どちらも省けないなら「星空と桜」をひとまとめにしたイメージを与える表現を使った方がいいです。 それから「写る」、「時を止める」・・・これらは本来同じような事(「写真におさめられている」という事?)を表しているのではないかと思います。「写る二人の時を止め」と、わざわざ言い直している点が無意味に思えます。 さらに厳しく言うなら、「離れぬことを星に願う」・・・思ったこと(願ったこと)をそのまま言い過ぎていて、無粋に感じてしまいました。 難しく言う必要はありませんが、書き手のそのままの思いを読み手に押し付けるのではなく、解釈をある程度委ねられるような、もっとさりげない表現は無いでしょうか。
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ダイレクトな表現で、言いたいことが真っ直ぐに伝わってきます。 但し、飾り気がないその分、含みがないようにも思えます。 絵で言えば、余白・空間が生かせていない、好きなもの描きたいものを一杯に詰め込んでしまった感があります。 そうすると、歌に広がりと余韻を持たせることが難しくなります。 情景を想い浮かべると、桜の花が舞う暖かな春の日差し、それとは打って変わって星が瞬く夜の静寂と、視覚・色彩だけではなく、風や音、空気感も伝わって来ます。 何よりも真剣な思いが伝わって来るのが良いと思います。 星、花、と来れば、切なさを表現するのに良い題材ですよね。 その切なさを表現するのには、少し言葉を抑え気味に、空間的な広がりを持たせると良かったのではないかと思います。 ―― 批評だけでは困りますよね。では、どうしたら? と言うことになるので、思い切って、私も歌を詠んでみました。 「桜色 あざやかなりし 時を写して 夜空に願う 星にあなたに」 歌では「花」と言えば、「桜」なので、「花の色」としても良いかなと思い、どちらにするか悩みました。 しかし、花の色とすると、色んな花を思い浮かべる人が現代では多そうなので、桜色とそのまま表現しました。 歌を詠んだ瞬間に、ばっと桜の色が目に飛び込んで来る情景を作りたかったからです。 ――人の歌を見ると、何処が良くて何処が良くないのか解ると思いますので、恥をかくのを覚悟で詠んでみました。 * * * * * 広がり云々、余韻が云々言ってしまったので、脱線気味ですが、続けさせてください。 桜…花、写る…移る。 No.2さんも、もしかして質問者さんの短歌を読んで、小野小町の歌、 「花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」 ―― を連想したのでしょうか。 それとも、元々、質問者さんは意識していたのでしょうか。 偶然にしろ何にしろ、「うつる」(写る=移る)という言葉を生かして詠んだと捉えると、歌に深みが出ますよね。 だとすると、「写る」という言葉は残しておくと良いと思います。 小野小町の「花の色…」の歌の解釈は、二つあると言われています。 色が移るということは色褪せると言う意味ですが、 良く耳にする解釈は、 《 花の色は、むなしく色褪せ 衰えてしまったのだね。 春の長雨が降っている間に。 そして、私の美貌も衰えてしまったよ。 恋に思い悩んでいるうちに。》 ですが、もう一つあります。 《 貴方の心はすっかり色褪せてしまったのですね。 私がむなしく物思いにふけりながら眺めている あの長雨に打たれた花のように。》 先の解釈だと、色褪せてしまったのは、小町自身の容貌ですが、 後の解釈だと、恋人の心です。他の人に心が移ってしまった…。 ―― 後の方が切ない歌ですね。 私が詠んだ歌は、質問者さんのもと歌を生かして、 桜咲き誇る中、写真に写った二人の姿がそのままであるように、 桜の色が、時を経ても(時を移しても)色褪せず鮮やかであるように、 二人の仲が変わらず、永遠に続きますように。 ―― と星に願いを掛けた。 という想いを詠みました。 質問者さんの想いが届くと良いですね。
- cxe28284
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この春桜を背に二人で写真を撮り愛を誓い合った。 どうかいつまでもこの時の気持ちのままで、いられますように、 その夜星に願いをかけた。 移ろいやすい人の心と対照的な変わらぬ星のまたたき切ない恋の歌。
彼女にだけ見せたらいいと思います。 作品としてはヘタクソです。