哲学というのは人間生活に関するすべての事と研究する学問です。(犬と犬の関係はやりませんが人間と犬の関係は哲学で研究します。)
民主主義が良いとする哲学もありますが賢王が政治をするのが良い、独裁者が良いという説を唱える哲学もあります。日本で民主主義が良いと言われるようになったのは1945年からです。アメリカに負けてアメリカの思想(ヨーロッパの先進国も同じでしたが)を憲法を通じて取り入れたからです。(押し付けられたとも言われています。)
殺人はほとんどの人間社会で悪い事とされていますが、生贄は昔は重要な儀式とされていました。このとき殺された人は神の食物あるいは神自身として祀られました。これは宗教とも言えますが、そういう事をよしとする哲学をその社会が是認していたからでしょう。
盗みもほとんどの人間社会で悪い事とされていますが、一部のところでは全てが共有物であり「盗み」という行為が定義できない社会も有ります。(原始共産主義と言います。)これもその人たちが是認している哲学です。
戦争は「悪」としているのは日本と一部の小国だけです。
大部分の国には戦争は攻めてくる敵から「国民の財産と生命を護る」ための正義の行為と憲法に書いてあります。
多くの英雄は戦争の指導者です。
日本の憲法にだけ「戦争による国際紛争の解決はしてはいけない」ことが書かれています。アメリカが日本・・東洋人を強くさせてはならないという哲学を持ち、負けた日本人が・・もう二度と戦争に負けるなんてごめんだ・・という哲学を持ったからです。
これらは宗教(昔に出来た哲学)から来る事もありますが、大部分はそこに生きている人間の集団がおおむね是認している「哲学」によるものです。
どの哲学が良いかはその国の多くの人が「良い」と思う哲学であり、絶対的な正解はないものです。
お礼
ありがとうございました。 もうひとつ、憲法はなにを基本においているんですかね。