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原子力について

原子力について 一次エネルギー輸入供給量を表す際に、原子力を国産エネルギーまたは輸入エネルギーとする場合があります。原子力はウランですから、ウランを輸入している日本では輸入エネルギーになると考えています。 ですが、参考書には国産、輸入両方の数値が載っています。 なぜ、国産と扱う場合も載せてあるのでしょうか。 わかる方、回答よろしくお願いいたします。

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回答No.1

ウラニウムは輸入した時点では物質であり、エネルギーでは無いという考え方があると思います。 石油や石炭は化学反応でエネルギーをだしますが、ウランは化学反応ではエネルギーを出しません。 石油や石炭と異なり、質量が消滅することで核エネルギーが出るので、輸入したのは物質であり、エネルギーは日本国内で創造しているという主張でしょうかね。 上記の議論はあまり説得力が無いとおもいますが、今は亡き科学技術庁が原子力発電推進予算として毎年一兆円以上の予算を要求するために「原子力発電は国産のエネルギーだぞ!」と主張する必要があったとも推量されます。

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  • fisker
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回答No.3

普通は「準」国産エネルギーという表現を使いますね。 輸入したウランを加工して核燃料を作り、それによる発電で得たエネルギーは輸入エネルギーです。その後、使用済み燃料を再処理して新たにMOX燃料などを作って更に発電することができるので、この部分を準国産エネルギーと表現しているのです。核燃料サイクルとも言います。 普通の軽水炉でMOX燃料を混ぜて使うプルサーマルは既に行われていますが、これでリサイクルできるエネルギーは僅かです。核燃料サイクルの本命は高速増殖炉であり、その原型炉のもんじゅが来月再起動される予定です。高速増殖炉はプルトニウムの核分裂による「高速」中性子による連鎖核反応を利用する発電で、同時に軽水炉(こちらは減速された熱中性子を使う)の使用済み燃料からプルトニウムを生成(増殖)できるのでこう呼ばれています。技術的にはまだ確立されたものではなく、実用化はもう少し先の話になります。

  • ytrewq
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回答No.2

確かに、日本国内で使用している核燃料は輸入品であることは間違いありませんが他の燃料とはかなり性格が異なるので、いろいろと違った取り扱いをされます。 たとえば、普通の燃料は消耗品ですが、核燃料は設備と考えられており、経理上では核燃料は固定資産として計上されています。 核燃料は使っても無くなる訳ではなく、再処理すればまた使えるから単純に輸入燃料としては扱えないという考え方があるのだと思います。