- ベストアンサー
外国(先進国)の家庭の食事
- 外国(先進国)の家庭の食事について知りたいです。
- 日本の一般家庭では、和食、洋食、中華を食べることが一般的ですが、外国の家庭ではどのような料理を食べているのでしょうか?最近では、生春巻きやエスニック料理も人気です。
- 外国の他の国々も、日本と同様に様々な料理を食べています。週によってメニューを変えたり、地域の特産物を使った料理を作ったりすることもあります。一般家庭では、その国の基本料理以外の料理も作られることがあります。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
昔アメリカに住んでいました。 まず日本人ほど、貪欲に他国の料理を取り入れている国民は無い、といっていいと思います。それは主食という概念が日本人にあるからだとおもいます。 ご質問にあるメニューは、書いてありませんが必ずご飯と味噌汁がセットになっていると考えるのが日本人の常識です。もちろん水曜のスープは味噌汁の代替、土曜日のナポリタンにはご飯は出ないと思いますが、パスタを「主食」として扱っているのは明白です。 この点で、実は日本人は「いろいろな外国の素材や料理法を取り入れているものの、日本食のフォーマットからまったく出ていない」=全部日本食である、とも考えることができます。 実はいわゆる先進国である欧米諸国には日本的な「主食」という概念がありません。 フランス・ドイツ・英国などのどちらかというと北側の西欧人の食事は「脂分」が主食になります。肉が主食であるというのはちょっと違って、脂肪の入っているものを主食として食べるのが基本で、その他のものは脂肪を食べるのに使う道具か、副食という扱いになります。 マクドナルドを例に挙げるとわかりやすいのですが、ハンバーガーのパンは肉(脂肪)を食べるための(一緒に食べられる)道具であり、ポテトは揚げることで脂肪と一緒に食べる副食物になります。英国の代表的なフィッシュアンドチップスも脂肪(揚げた油)をおいしく食べるために魚とポテトを使っていると考えたほうが実情にあっています。サラダにオイルドレッシングをかけるのも、刺身に油をかけてカルパッチョ風にすれば多くの欧米人が食べられるのも、この「脂肪を取るのがご飯」という感覚があるからです。 イタリアなどの南欧に行くとパスタなどの麺類が好まれるようになりますが、これも穀物と油を一緒に食べるための工夫という点が大きいのです。 また、南米に行くと豆類が主食になります。しかし日本のように豆だけ湯がいて別皿(つまりご飯茶碗)に取り、それを食べながら副菜をとるという方式ではありません。 日本人が知っているチリビーンズのように、豆を何かと一緒に調理しながら、豆類をたくさん食べるというやり方で、チリにはこの豆、鶏肉と一緒に煮込むにはこの豆、野菜スープにはこの豆、という風に使い分けています。 しかしやはり日本のような米を主食として食べるという風景とはかなり違います。 こうして考えると、他の先進国でさまざまな国の料理を食べるというのは結構大変です。つまりお米のような主食が無い(見えない)ために、すべてをそれにそろえる必要があるからです。たとえば ・月曜日 スタンダードなマザーフード 肉・野菜・イモ ・火曜日 日本食 お米・魚・味噌汁 ・水曜日 インド料理 カレー(野菜・肉)・ナン ・木曜日 メキシコ料理 チリビーンズ・タコス・イモ ・金曜日 スタンダードなマザーフード 揚げた魚・揚げたイモ・サラダ ・土曜日 中華料理 麺類・炒め料理 こんな感じでしょうか、実際にやってみればわかりますが、まったく違う食材をかなりそろえないと出来ない料理ばかりになります。こんな不経済なことは家庭料理ではなかなかできません。 つまり日本ではお米・味噌汁という主食セットがあるために、他国の料理や調理方法・食材を取り入れて豊かな食卓を実現できるのです。 もちろん他の先進国(基本的に欧米)でも他国の他国の調理法を取り入れて料理することはよくあるといえますが、スープにブイヨンではなく中華調味料を使って中華風スープを作るとか、鶏肉をオーブンで焼くときにガラムマサラを使ってインド風オーブン焼きを作るとか、マグロのカルパッチョを作って日本風の一皿を作るなどの工夫で行うのが一般的でしょう。それ以上大胆に多国籍料理を取り入れようとするとちょっとしたパーティーレベルの手間が必要でなかなか難しいのではないでしょうか。 もっとも、ステーキを食べようが春巻きとマーボー豆腐で食べようが、ご飯と味噌汁が常にセットなら多国籍料理ではなくて日本食だ!という言い方もできます。本当に多国籍料理を家庭で食べているなら、ステーキの時は副食にジャガイモ(フライドかマッシュ)とサラダで済まさないと本当ではありません、パンは別になくてもいいのが本式です。(お米かせめてパンを食べないと満足できないですよね・・) 結局まとめると、 外国も多国籍料理を取り入れています。しかし日本はご飯・味噌汁セットに合えばもっと大胆に多国籍料理を楽しんでいるといえます(実際日本のスーパーほどいろんな食材がそろう国はありません) でも結局どこの国でも、その国のスタンダードにどのくらい工夫できるか、が一番重要だといえるということだと思います。
その他の回答 (1)
- red-melon
- ベストアンサー率41% (46/112)
イギリスでホームステイしていたことがあります。 その家の奥さんは料理上手で、夕食には色んな物が出てきました。 ある1週間のメニューを挙げます。 月:シェパーズパイ(マッシュポテトとひき肉・野菜のトマトソース味)デザート付き 火:チキンカレー(ライス付き) 水:トマトソーススパ(ボロネーゼ?) 木:肉と野菜の煮込み(肉じゃがに似てる)バターつきパン添え 金:グリルサーモンとライスとサラダ 土:キッシュ、マッシュポテトとブロッコリーとカリフラワー添え 日:ローストビーフ、ヨークシャープディングとジャガイモ・ニンジン等野菜添え、アイスクリームのデザート付き 他にもフィッシュケーキ(魚とジャガイモと野菜などを混ぜてオーブンで焼いたコロッケみたいな感じのもの)や、フィッシュ&チップスなどのイギリス料理や中華風の肉野菜炒め、タイ風カレーなどかなりヴァリエーション多かったです。 でもこれはイギリス人家庭でもめずらしいほうじゃないかな・・・ 聞いた話だとフィッシュ&チップスや冷凍食品の夕食が多いっていうステイ先の友達もいましたし。 夕食は良かったですが、朝食は毎日パンかシリアルと紅茶・コーヒーだけなので飽きましたが。
お礼
回答ありがとうございます。 >フィッシュ&チップスや冷凍食品の夕食が多いっていう そうなんですね。 最高の人生 アメリカのギャラを貰い イギリスの家に住み 中国料理を食べ 日本女性を妻に持ち・・・ 最低の人生 中国のギャラを貰い 日本の家に住み イギリス料理を食べ アメリカ女性を妻に持つ というわけですね。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。 楽しく拝見させていただきました。 それにしても、欧米の脂肪分をもって食事とするという感性には驚きました。 肥えるわけですね。