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「客がいなくても廃線にしない理由」
「客がいなくても廃線にしない理由」 こんにちは。 もともと乗客数の少ないバスがあるのですが、 ついに日曜日に1本だけの運行になりました。 それでもその時間に乗客が多いわけでもないのですが…。 日曜日に1本だけなんて中途半端な運行に意味はあるのでしょうか? それとも客がいなくても廃線にしない理由というのがあるのでしょうか。
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バス等の路線というのは、国土交通省の運輸局の担当部門の免許を受けて運行しています。そのため、現在は乗客がいなくても将来増える可能性があるなら、あるいは可能性を見極めるため、最低限の運行を残しておくことがあります。これが、他の方が書かれている免許維持云々です。 あるいは地元要請のため、と言う場合もあります。 共に実例を書きましょうね。 まず最初の例。 山手線の沿線駅Iから走っている埼玉県内のT私鉄のある駅SK駅と、別の山手線の沿線駅S駅から走っているS私鉄の沿線駅SY駅を結ぶ路線を、S私鉄の傍系バス会社が運行してました。 かつては結構走っていたのですが、20年前には乗る人が殆どいなくなり(T私鉄の途中駅でS私鉄に乗り換えても行けること、そのバス路線は途中でJR線の駅前でしばらく停車して、電車の接続をするため、T私鉄とS私鉄を乗り継いでも所要時間が変わらない)、朝1本、午後1本の運行になってました。 そしてその3年くらいした後、まるで乗客数が伸びないため、廃線になりました。廃止されて既に17年経過してますが、地元から不便になった、と言う声は上がってません。 今ひとつの例です。 先ほどの山手線沿線のI駅からメトロY線のSN駅で左折してメトロ線と別れ、その後15分程度は知ったところを右折すると、I駅から走っているS私鉄の路線と並行して走る、と言うバス路線があります。 まだY線の建設計画すらなかった昭和40年代初頭は、朝のラッシュ時間帯は5分おき程度に大型バスが走り、しかも1時間に4本以上の急行バスがあって、途中の停留所で各停留所停車の普通バスを追い抜く、と言う運行をしてました。 ところが、Y線ができてからめっきり乗客が減りました。朝でも数人、昼間は一人か二人しか乗りません。当然赤字路線なので、バス会社は地元に、S私鉄の並行運行部分は都バスも走っている、Y線との併走部分はY線もあるし、そのバス会社の別の路線とも併走しており、その別路線は運行本数が極端に高い(乗客数も多い)ので、路線として単独で運行しているところは短い。その部分は、S私鉄の駅か地下鉄Y線の駅まで徒歩でそう遠くない。廃止しても問題ないといえるので廃止にする、と通告してきました。 そうしたら、地元の年配者、都から一定の金額出買えるバスの無料乗車券を持っているお年寄りから、猛反対、署名運動までされてしまいました。 理由は、病院に行くのに、電車を乗り継ぐのでは遠くなる。駅まで歩くのが大変。病院の費用以外に電車賃まで掛けさせるのか、生活ができなくなるので保証しろ、と言ったものです。 結果として、運行は10時から16時まで、毎時1往復のみ。使用するバスは定期点検時は普通の大型バスで運行するが、基本的にコミュニティ路線用の小型バスで運行すると言うことで落ち着き、現在もそれから10年以上、小型バスで毎時1本。時刻表の時間とはまるで関係なく運行されています(時刻表通り来ない)。
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- ceeda34
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それはいわゆる免許維持路線というものですね。 知らない人からすれば、一日1本しか走らないバス路線と、配線になったバス路線は同じ感覚かもしれませんが、バス事業者からすれば天と地の差があります。 いろいろな事情があります。 たとえば季節流動。 ある観光シーズンだけ異常に混む路線だった場合、その季節だけ増便したりする場合。 たとえば、急な団体客が臨時にバスを設定してほしいと頼まれた場合。 たとえば、沿線で急な催事があった時に臨時便を増発。 これらの場合、増発扱いで済みます。 しかし廃止してしまうと、増発では済みません。 ここが免許維持路線の特徴です。 バス会社的に、なにかの増発のために免許を維持する路線として残している可能性は考えられます。
- yespanyong
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それはいわゆる「免許維持路線」なのでは?
- SPS-
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こんばんは。 あくまでも想像ですが、 ・自治体からの要請(補助)でかろうじて路線を残している。 ・どうしても運用上車両を回送する必要があり、回送運転するついでに営業運転を行っている。 ・鉄道路線と比べて路線の廃止・開業が簡単なバス路線とは言え、廃止手続するのが面倒なので一応残してある。 実際に当てはまるかどうか不明ですが、いくつか挙げてみました。