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桜の開花時期について
- 毎年桜の開花時期が発表されますが、大体において、その傾向は同じです。
- 一般に、高知、福岡、愛知、静岡が早く、南国でも、特に鹿児島は東京や大阪と変わりません。
- 気温、日照時間、雨量などいろいろなデータを調べたり、ネット上の情報を調べますが、的確な回答が得られません。私なりに考えられる理由は、気象条件と桜の種類です。
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ご呈示されましたURLに答えがありますように、ソメイヨシノの開花は一定期間低温に曝される休眠打破が必要です。休眠後一定の温度が与えられると花芽が成長して一斉開花します。ですからソメイヨシノの開花には冬期の低温と春期のある程度の気温が必要です。日本のようにはっきりとした四季のある地方独特の花なわけです。ちなみに休眠打破に必要な低温は桜の品種により異なります。 さてご質問の鹿児島ですが、冬期が温暖でソメイヨシノの休眠打破に必要十分な低温に曝されません。ですから鹿児島は現在ソメイヨシノの南限ですが、おそらく近い将来、温暖化の影響で鹿児島のソメイヨシノは一斉開花しなくなるかも知れません。もっと温暖化が進みますと奄美のようにもはやソメイヨシノは咲かなくなるのではないかと思います。奄美の桜はソメイヨシノではなくヒカンザクラとか、言ったことがないので知りませんか… 福岡の開花が早い原因は、ヒートアイランド現象がその一因と考えられています。ご指摘の福岡・名古屋・静岡・東京は日本でも最もヒートアイランド現象の顕著な都市です。気象庁等が発表します気温より都市部の実際の気温はかなり高いのが現実です。ソメイヨシノはその場の局地的気候に大きく影響されますから詳しく調べないと何とも言えないのではないかと思いますが、おそらくヒートアイランド説は正しいと思います。
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- suiran2
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#1ですが「積算温度」がついに登場しましたね。ソメイヨシノの冬眠打破積算温度は12月末から約6℃以下計約900時間必要です。ただし、10℃程度でも長期間暴露されますと休眠打破が起こりますから話は簡単ではないのです。 一般の地方では2月の立春までに休眠打破の積算温度を超えていますが、鹿児島では気温が6℃以下になる時間が少なく朝の冷え込みが積算されるだけですから休眠打破に必要な日数がかかり開花が遅れます。また、この積算温度を超えることが出来ないとソメイヨシノは休眠打破が起こらず開花しません。 開花につきましても、休眠打破の積算温度を超えてから、つまり一般的には立春が過ぎてからの積算温度で開花するようです。これには色々な説やデーターがあります。一つの説をご紹介すると、立春以降の最高気温×日数が540℃になると開花するというものです。しかし、各予報会社は、独自の計算式で開花予報しています。
- 雪中庵(@psytex)
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桜の開花には「5度以上気温の有効積算温度(平均気温×日数)が 5~600度(品種による)」というのは有名ですが、その「積算」の 開始時点は、「低温による休眠後」としか書かれていない場合が 多いようです。 しかし「積算温度に反応するメカニズム」であれば、当然ながら 「休眠」も一定の低温「積算温度」が必要で、通常の地域では、 0度以下で10日前後とされます。 つまり、いくら鹿児島が高温で積算温度のスピードが速いといっ ても、「休眠するための低温の積算」が遅くてスタートが遅いと、 「ゴール=開花」は遅くなる、というわけです。