- ベストアンサー
犬の尿道脱という疾患について
専門医の方がいらっしゃいましたら伺いたいのですが、 飼い犬のトイプードルが8カ月の時に夜中大量に出血をして 外科の専門医に診てもらったところ、「尿道脱」との診断でした。 *検査で血尿なし。 尿道脱は先天性疾患ではないとの説明を受けましたが、 1歳未満の発症ですし、人間では先天性尿道脱があるので、 うちの犬も先天性の疾患ではと思うのですが、どうでしょうか? 珍しい疾患でなかなか調べられず困っています。 治療法や症状ではなく、「犬の道脱が先天性疾患のケースがあるか否かのみ」を知りたいのですが、よろしくお願い致します。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
犬の泌尿器科専門医はかなり少ないと思いますが、症例としては専門医でなくても患部が外部に出ているわけですから獣医であれば切除可能だと思います。 先天性疾患とはどのような定義なのかと簡単に申しますと、遺伝子配列や染色体の欠損やみだれというふうになると思いますが、先天性疾患だとされている病気はなぜそう言い切れるのかと言うと特定の症例を示す疾患には特定の遺伝子の特徴が現れる事が分かっていますのでその動物種の正常な遺伝配列(シークエンス、設計図)と見比べる事で現在までに判明されている遺伝性疾患に関しては遺伝子異常(先天性疾患)だと特定する事が出来ます。 人や家畜のシークエンスはそこそこはっきりと分かっていますが犬の場合はまだまだ正常な設計図が未完成でそこに多発する症例と遺伝子配列を見比べて遺伝子異常(先天性疾患)なのか遺伝子異常ではない(後天的疾患)のかを多くの症例を基に発見していきます。ちなみにこれは臨床医ではなく研究者の仕事です。 遺伝子学はまだまだ超発展途上段階で元を正せば背の高さや太ることや禿げることガンになったりと生活習慣と密接に結びつく事も遺伝子が関係しています。 前置きが長くなりましたが人の尿道脱が遺伝性疾患だとある程度の資料があるのであれば犬でもその可能性は十分にあります。 しかしそれを検証した信頼できる資料が無いと(知っている限りではそのような資料は無いです)尿道脱が先天性疾患だと診断書を書ける獣医師はいません。仮にそれが分かったところで治療方法は何も変わりませんし購入元へのクレームの要素くらいにしかなりえません。 家電じゃないんですから生き物はこの先も色々ありますよ。