ANo.3です。再度お邪魔させていただきます。
自動車のブレーキに使用されているマスターシリンダーは内部が2室に分かれており、片方がブレーキ・キャリパーの右前と左後ろ、もう片方が左前と右後ろとクロスした2系統でできています。どちらか1系統のブレーキホースがパンクしても、もう一方で止まれるようになっています。数十年前から現在まで常識中の常識です。
マスターシリンダーそのものがぶち壊れたら(設計者たちは「踏み抜け」と呼んでいました。)止まることはできませんが、私が勤務中は市場ではゼロ。テストコースで1件、それも意地悪試験(不良のマスターシリンダーで意図的に行う実車試験)で起きただけです。それほどブレーキ系統は厳しい試験を行って出荷されていました。
でも証言では急に止まった、と言っています。マスターシリンダーの踏み抜けは事故後でもすぐに発覚しますし、電子系統以前の問題ですね。
何度も言いますがエンジンが8000回転で回っていてもブレーキ踏めば必ず減速します。マスターシリンダーがぶち壊れていたら止まれませんが、それは電子系統の話ではありません。
「事故で死んだ人達に申し訳ないと思わないのか」的な意見をしている人達がいましたが、自動車なんて軽自動車でも運転者によっては人が死んでしまう恐ろしい機械です。運転者によって凶器にも便利な道具にもなりうる機械を、そんな感情論で議論してもしようがない話では、と思います。
(フェラーリ買って「このクルマ速過ぎて危険だ。人が死んだからリコールだ」なんて人はいませんよね。自動車ってそういうモノじゃないでしょうか?)
お礼
私もそう思っていました。宣誓の上、証言したわけですから、偽証罪で告発すべきじゃないか?って考えたりもしました。私の経験ですと、時速160キロで携帯電話を取り出して、携帯のボタンを押して、通話したというくだりが、フィクションだと感じました。時速160キロで運転していると、注意力が前方向一点に集中するはずです。また、時速160キロでギアをリバースに入れたら、どうなるのかわかりませんが、マニュアルの外車で、時速30キロぐらいで、バックにいれたことあるんですけど、エンジンストールしました。(この外車、4速しかなかったのに、5速車だと思って、入れたことあります)それに、AT車で走行中に、バックはいらないと思いますし、仮にやったとしても、シフトノブのボタン押しながら、バックのRの文字見ながら入れないと、Pに入れたら、自殺行為になりますから、やはり、前方を見ないことになる。どう考えても、ウソ言っているとしか思えません。お亡くなりになったケースの場合、携帯で通話していたのは、同乗者でしたから、通話できたと思うのですが、160キロでの運転中に携帯電話での通話は出来ないと思いました。