超音波流量計の測定原理
伝播時間差法に基づく超音波流量計の測定原理を調べているのですが、1点分からないところがあり、ご教示いただければ幸いです。
超音波流量計で実際に測定されるのは超音波の伝播路に沿った線平均流速Vですが、流量の計算に用いるのは管の横断面での面平均流速Vaです。線平均流速と面平均流速は異なるため、これを補正する補正係数Kを用いて流量Qは次のように計算されます。(rは管の内半径です)
Q=π・r^2・Va=π・r^2・K・V
流れが層流の場合は補正係数Kは理論的に一定ですが、流れが乱流の場合は補正係数Kはレイノルズ数Reの関数になります。
流れが乱流の場合に、流量計の校正により、レイノルズ数Reと補正係数Kの関係を求めることはできると思います。
分からないのはこここからです。
実際に超音波流量計で流量を測定するときに実測できるのは伝播時間であり、装着条件により決まる入射角,管内半径を用いて線平均速度が計算されます。しかし、この段階ではまだ流量は得られていないのでレイノルズ数Reは未知であり、したがって、補正係数Kも未知です。どのような計算で流量を計算するのか分かりません。
ご教示よろしくお願いします。