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大学院進学と資金準備について
私は今春文系の大学を卒業し、すぐに院には行かずにいったん社会人となる選択をしました。理由は、 (1)将来的には研究者として生きていきたいが、院での研究テーマが学部4年(院試)の時点で絞りきれなかった (2)親からの資金援助は当てに出来ないので、働いてお金を貯めるため (3)いずれ学問の世界に戻るにせよ、社会人も経験しておきたかった の3点です。 今の仕事は理系の研究所の秘書(事務)です。今さらながら、畑違いの分野のプロジェクト(研究)に参加している場合ではない、という焦りが出てきました。研究者になるには、やはり寄り道などせずにずっと学問の場に身を置くべきなんでしょうか? しかし上記にも挙げた通り、資金面の問題もあります。 このような場合、最善と思われる策はどんなものがあるでしょうか? もちろん自分でもいろいろと考えを巡らせていますが、参考にしたいので回答をお願いします。
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社会人の経験を積むことは悪いことではありませんが、本気で研究者を目指しておられるのなら、出来るだけ早く大学に戻られた方がいいと思います。 研究者になるためには、いずれ、給費留学や奨学金の試験や、研究員・教官の公募に次々と応募しなければなりません。その際に、年齢制限がもうけられていることが多いのです。また、博士課程を終えていざ非常勤講師や教官の公募を受けた場合、専門分野と関係ない仕事をしていた時期は経歴のブランクとみなされ、不利になることがあります。 もちろん、2~3年社会人経験をしてから大学に戻り、研究者になられた方もいます。でも、年齢のせいで様々な奨学金や職を逃すこともあり、有利だとは言えなそうです。
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- fujishiro
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理系では社会人→学生に戻るはわりかしあります。 会社の援助がある人、ない人、会社をやめてくる人、いろいろです。わたしは薬学部ですが薬剤師で金がたまったのでまた、大学を受けるという先輩がこの前もいらっしゃいました。 だから、社会人を経て院生というのはわたしにとっては全く抵抗ないと思いますね。ただ、社会にでてからも専門分野に微妙に関わっているひとがほとんどですのでその辺りは若干、心配です。 お金の面はまず、奨学金と授業料免除を得られるかどうかを先に確かめるべきだと思います。授業料は全免、奨学金が月十万もらえるなら、今からでもやってやれないことはないと思いますしね。ま、そこまでうまくはなかなか行かないとは思いますが。 がんばってください。
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私の勤め先でも理系の人はそういう人が珍しくないようです。奨学金その他については問い合わせてみようと思います。ありがとうございました。
- schem
- ベストアンサー率13% (3/22)
こんにちわ。 私も一時似たようなことで悩んだ経験があります。 で、いまも会社勤めをしています。 あくまでも参考意見ですが、社会人(会社人)の経験は積んでおくべきでしょう。 私も大学院にいた時期がありましたが、会社経験者の教授とずっと研究畑にいた教授を比較すると、前者のほうが大人らしい、というか的を得ているなぁと思うことが多かったです。言い方を変えれば、人間らしいということです。 研究者になる前に、まずは人間らしい(協調性があるとか)人物でないと、いくら良い研究をしていても魅力がありません。 では、どれくらい会社に勤めてから大学院に戻ればいいかということですが、いつでもいい、というのが答えです。 いまの仕事が一段落つくとか、自分の中であと2年、と思ったときとか、お金が目標の金額まで貯まったときとか、そういうのでいいと思います。 要は、入れる時が入る時なので。 あと、私的なことですが#1であるように、私は文系出身で理系の大学院に行って、今は研究者です。 人生、ストレートに行くよりは寄り道したほうが面白いです。成績優秀でエスカレーター式に進んでゆくエリートにはなんの魅力も感じません。むしろ、苦労知らずのお坊ちゃんむき出しで気の毒です。
お礼
回答を読んで、積極的に社会人で居ようと思えました。ただ、今の仕事内容と私が院で専攻するつもりでいる分野とが全く異なるものなので、どんな形で勉強を続けていくかが思案のしどころです。ありがとうございました。
- Kizakura Karen(@kizakurakaren)
- ベストアンサー率40% (154/385)
知人の院生は、奨学金とアルバイトで生活しています。学部生と違い、院生は親の所得などに関わらず奨学金を受けられるので、割ともらいやすいそうです。 その後、教職や研究職につけば、返還不要になるとこともありますから、大いに利用するのがいいと思います。 >寄り道などせずにずっと学問の場に身を置くべきなんでしょうか? …ということに関しては、アエラムック「○○学がわかる」というシリーズ本をご存じでしょうか? この本は、ある学問のさまざまな分野の一流の研究者が、自分の研究テーマについて解説するという本なのですが、これを読むと実に様々な経歴の研究者がいるものだと思うはずです。 「経済学がわかる」でいうと、 大学:フランス文学→サラリーマン→大学院:経済学(湯浅赳夫・新潟大教授) 大学:商学→サラリーマン4年→アメリカ留学(中谷巌) 大学:工学部→留学→大蔵省勤務→助教授(野口悠紀夫) …などなど、社会人経験者は少なからずいます。 私が以前習った経営学の先生は、大学→院→講師…と、ブランクもなくすんなり進んだことがコンプレックスだとおっしゃっていました。「経営学を教えているのに、自分は働いた経験がない。特に、2部で社会人の学生に教える時には、自分のことを考えてしまうんだ…」とのことです。 私は、社会人を経験するというのは、決して無駄ではないと思います。
お礼
今の職場(職種)から発展させて院に行くことは考えていません。あくまでも学部の専攻を発展させていきたいと思っています。だから今の社会人経験は無駄かも…と思ったのですが、がんばってみます。ありがとうございました。
お礼
やっぱりそうですよね。迷いがなければ、できるだけ早く戻りたいところです。が、現状は、いくつか研究したいテーマがあって、それぞれ分野が違うので、院・指導教官選びに非常に迷っているところです。ですが、研究者としての職を得るための現実を十分に考慮して、具体的な行動を早めに考えなければいけませんね。回答ありがとうございました。