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大学院(経済系)に進学すべきか?
- 経済学部一回生が将来のキャリアについて迷っています。将来の就職先として銀行や研究所、証券会社などの研究職やエコノミストになりたいと考えています。
- しかし、大学院(修士)まで進学するべきか、学部卒で就職するべきか迷っています。一般的に理系は大学院に進学することが多いですが、文系は少なく、大学院に進学すると就職が難しいと聞いています。
- 研究職やエコノミストとしてのキャリアを築くために大学院に進学すべきか、また環境経済学を専攻している場合の需要についても知りたいです。進路選択に悩んでいるのでアドバイスをお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
結論から言えば、大学院に進学すべきだと思います。 なお、環境経済学の必要性ですが民間企業ではそれ程需要が多くはありませんが、これは理系を含めて必ずしも企業に入ってからの業務と一致しませんので、余り気にすることはないかと思います。 大学院で受けた教育や研究して修士論文を書き上げるまでに培われる能力が必要とされるのです。学会などで論文を発表すれば、あなたの研究力のポテンシャルを示すためにはなおさら良いと思います。 民間の金融機関やシンクタンクでの仕事では、純粋な経済学を研究する研究者として仕事をすることは極めて困難であり、いわるるエコノミストとしての業務をすることになると思います。 大雑把に言うと、エコノミストの仕事は調査を主体にして、経済情勢やマーケットの予測や評価をすることになります。 技術系の企業で応用面を無視した、たとえば天文物理学のような純粋科学の研究をすることは極めて困難であり、応用研究中心であることと同じです。 なぜなら、企業の『究極の目的』は、結局のところ学問の研究ではなく利益の追求であるからです(勿論、利益追求のみという訳ではありませんが、民間企業はそれなくして存在し得ないものだからです)。 また、その立場上、所属している企業・団体とあなたの研究が利益相反となることも少なからずあり、純粋な研究をすることは困難です。たとえば、証券会社関連のシンクタンクは基本的に証券業界に不利な発言は避ける傾向があります。 さて、エコノミストを含めた研究職としてのキャリアを目指したいとう質問者さんのご希望をかなえるために大学院に行くべきかどうかという件ですが、間違いなく大学院に行くべきであると言えます。 一般論として、文系では大学院に行くと就職の間口が狭まると言われます。しかし、これは学卒でいわる『兵隊』として必要な人材に修士あるいは博士の学位が必ずしも必要ないからです。 質問者さんの様に調査・研究活動を職業に選ぶのであるならば、将来的に海外に勤務したり、海外の人々との協働が必ずあると思います。その時に、海外では学部卒業が最終学歴などというのは殆ど相手にされません。たとえ、『東大法学部卒業』でも同様に所詮、学卒としてしか扱われません。 たとえて言うならば、どんな名門高校が最終学歴であっても、所詮は高卒であることと同じです。 特に、アメリカではいわゆる文系の博士の方が理系博士よりも多く存在し、博士の学位を持っているのはある程度のレベルの人物であれば当たり前のようにいます。 (余談ですが、国連職員採用では、原則として修士以上の学位が必要とされます。) よって、一流の研究者なりエコノミストを目指すなら、大学院博士前期課程(修士課程)に進かどうかを悩むよりは、博士後期課程まで進むべきかどうかを悩むべきです。また、研究者・エコノミストの席はそれ程多くないことも認識して、リスクを十分考慮しなければなりません。 勿論、一般的な営業などの学識が必要とされない職種で学卒で就職するというのもそれはそれで、選択肢の一つですし、高位の学位がないからと言って、蔑むべきでもありません。 学位などというものは、手段の一つであり、目的ではないからです。ついでに言えば、学歴(特に、日本では学校歴と言うべきでしょうか)に拘るなどということは甚だ愚劣なことです。 私も博士の学位がありますが、実力主義の世界では博士など当たり前で、実力の前には学位など何の意味もないことは実感しています。 学位などというものは、その世界への入場券程度に考えた方が良いと思います。 大学院に行くのは入場券を獲得する程度のものですが、あなたが就こうとする職業のためには必要なことだと思います。
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- negitoro07
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ご自分で質問文を読み返してみて下さい。 環境経済学を専攻して、エコノミストになれるんでしょうか? 環境ビジネスを対象にした投資情報の分析をするなら、金融機関への就職もありです。 しかし、金融機関では株式や債券の市場、景気分析を行うことが多いですよね。あとは、各産業の動向分析や市場調査などです。 一方で、エコノミストと研究者も違う職業です。 確かに、いわゆるシンクタンク=●●総合研究所でも、研究者と一緒に仕事ができる人もいます。しかし、全てがそういう人ではありません。金融機関からの出向者などは、研究者と肩を並べる実力はありません。研究ではなく調査まででおしまいです。 さらに、シンクタンクとは名ばかりで、コンサルタントやシステム開発をやっている紛い物も多いのです。 大学院に関しては、修士課程への進学率は名門校なら1割ぐらいにはなっていますよね。そういう時代に専門家になりたいと思うなら、学部だけでは学歴が不足していると思いませんか?あなたが就職後に専門家になりたいと言っても、既に修士課程を出た人が周りにいたらその人が専門的な部門に回され、あなたには一般的な事務や営業しか回ってこないと思いますよ。
お礼
回答ありがとうございます。 私は経済の専門家として働きたいと思っています。自分のやりたいことを仕事としてやっていきたいと思うので、院に行くことを目標に勉強していきたいと思います。
いわゆるMBAをうたっているところなら問題無いのでは? ただし面接でちゃんと目的を述べられないと、就職できなかったので二年余計にかかったと誤解されます。
お礼
回答ありがとうございます。 私の行きたいところは、経営系ではなくどちらかというと経済系なのでMBAは取れないと思います。 確かにMBAをとられる人も多いようですし、考えてみたいと思います。
お礼
やはり私の希望の職に就くには大学院まで行くべきなのですね。 いろいろと具体的に答えていただきありがとうございました。身近にこの方面に詳しい人がいないのでとても参考になりました。