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「意気衝天」の語源、出典について

「意気衝天」は、辞書に載っていたり、漢字検定でも出題され問題集にも載っている四字熟語ですが、ネットで調べたところwikipediaに http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%9D%E7%AB%AF%E6%B7%B3%E5%B9%B3 座右の銘は「意気衝天」(溝端自身の造語)。 と出ていました。これは変だと思うのですが、本当の出典がわからないのでもやもやしています。出典について分かる方がいらっしゃったら、是非教えていただきたいです。よろしくお願いします。

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回答No.3

『五灯会元』が出典とのことなので、手許にある『五灯会元』を調べてみましたが、そのものずばりの「意気衝天」は見あたりませんでした。 一番似ている文言として、「丈夫意氣自衝天」(丈夫の意気、自ずから天を衝く)というものがあります。 ただ、この句は『五灯会元』が最初ではないようです。 先の回答者さんが示されているサイトにあるように、『五灯会元』は五つの灯史(禅宗の祖師方の伝記集のようなもの)をまとめたものです。 少なくとも、その中では一番古そうな『景徳伝灯録』の中にすでに「丈夫意氣自衝天」という語があります。 さらに、「丈夫意氣自衝天」ではなくても、「気、天を衝く」といった表現は、こういった禅録には頻繁に出てきますから、どこが最初の出典であるかを特定するのはむずかしいと思います。

hachijo
質問者

お礼

正直なところ、語源と言うものをちょっと軽く見ていました。全てが整理されていたり保存されているわけではないですよね。語源の特定に限らず、色々と調べてみようと思います。 話は逸れますが、前の方が「五灯会元というのがあるそうです」と書かれた次に、「五灯会元が手許にあるので調べてみました」と言う回答が寄せられたのにはびっくりしました。これはインターネットならではの驚きですね。わざわざ調べていただき、ありがとうございました。

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  • o_tooru
  • ベストアンサー率37% (915/2412)
回答No.2

こんにちは、疑問はつきませんね。 さてご質問の件ですが、手元の漢和辞典によると「五灯会元」が出典であると書いてあります。「中国南宋代に成立した禅宗の灯史で、1252年、大川普済(1179~1253)の撰によって完成した。」だそうです。 http://kotobaheya.seesaa.net/article/12966928.html あいにく、その箇所は調べることができませんでした。

hachijo
質問者

お礼

「五灯会元」ですか・・・。聞いた事がなかったです。漢和辞典は手元にないので助かりました。ご回答ありがとうございました。

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回答No.1

http://www.sanabo.com/words/archives/2004/10/post_27.html に、『用 例: わたしはいそいそしてたんよ。あの子が見られるということで、意気衝天の勢いやったんよ。(米谷ふみ子「遠来の客」)』 とあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E8%B0%B7%E3%81%B5%E3%81%BF%E5%AD%90 「遠来の客」で文学界新人賞 (1985年) とあるので、1985年にはすでに使われていた言葉ですね。 Wikiには「溝端 淳平(みぞばた じゅんぺい、1989年6月14日 - )」とあるので、オリジナルというのはちょっと無理。 http://kotobaheya.seesaa.net/article/22337442.html には、 『※参考   「衝天の気」というのが禅の公案(問題)にあります。』 という記述があります。  正確な出典には今のところ到達できていません。

hachijo
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 やはり元々あった言葉ですよね。単にwikipediaの記述が間違っているだけだと思いますが、ちょっとこんがらがってしまいました。

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