国と地方の債務残高 財務省と日銀のデータの差異
国と地方の債務残高について、 財務省と日銀の発表に大きな差異があります。
例えば、産経ニュースWeb版は次のように報道しています。http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100617/fnc1006171454014-n1.htm
1.「日銀が17日発表した2010年1~3月期の資金循環統計(速報)で、2010年3月末(09年度末)の国と地方を合わせた債務残高の合計が、前年度末比4・8%増の1001兆7715億円」と。
2.その記事中に、「日銀の統計は、国債などの有価証券を時価で評価しており、簿価を基準に財務省が発表する債務残高とは一致しない。財務省では、国と地方の長期債務残高が09年度末で約825兆円になるとの見通しを発表している。」とあります。
3.すなわち、日銀統計は、有価証券を"時価"評価で、1,001.7兆円。 財務省は、"簿価"評価で、825兆円となっているようです。
ここからが疑問です。
77兆円程度保有している日銀の、時価評価と、国債発行側の財務省の簿価評価とで、どうしてこんなにギャップがあるのか、納得できません。
どなたかご存知の方教えてください。
時価・簿価評価以外の、統計の取り方の違いはないでしょうか?
よろしくお願いします。
お礼
早速お教え頂きましてありがとうございました。