続柄にこだわることについて
私は40代、公務員です。
妻は、某婚活サイトで知り合い、昨年結婚しました。
結婚したのはいいのですが、時折妻が口にする言葉が妙に気に障ります。
というのも、私は次男なのですが、そのことを妻が嬉々として語るのが、何かレッテルで自分を見られているようで正直嫌なのです。
妻も私も、親には、知り合ったきっかけを伝えてはいません。知っているのは、血縁関係のない、妻の友人だけです。私のほうは、親にも職場の人にも、適当にぼやかしています。
妻のお母様は、「公務員で次男なんて、よく見つけたね」と驚いていたらしく、妻自身、自分の友人たちに「公務員で次男の人と結婚した」と語っているそうです。友人たちもやはり、「公務員で次男!」と驚かれたようです。
田舎(といっても東京から意外と近いのですが)に育った妻にとって、家を継ぐとか親と同居とかはシビアな問題らしく、相手の続き柄を気にする気持ちはわからないでもありません。
一方、私の父親は三男ですが、父方の祖母(祖父は私の生まれる前に亡くなっています)は、父の兄と同居せず、父の弟と同居し、そのあと最終的にアパートで父の妹と暮らして一生を終えました。
母方の祖父も私が小さいころ亡くなったのですが、母方の祖母は、母の弟(長男)の世話になることはなく、ずっと借家に住み続け、体の自由がきかなくなったころに施設に入り、そこで亡くなりました。
というわけで、私には結婚して親と同居、という話しが何か遠い世界の話のように思えるのです。
妻からしてみれば、実家の父親も、家業を継ぐために婿に入った方ですし、家を継ぐとか夫の親と同居して苦労する話は嫌というほど見聞きしたらしく、そう考えれば、実際生活していくうえで、相手の職業や続柄は気になるのも仕方ないとは思います。
ただ、どうしても、「公務員で次男」と時折自分の友人たちに自慢げに語っているのを聞くと、嫌悪感を抱くのも事実です。
妻は、一人暮らしした経験はなく、結婚するまで実家で暮らし、弟さんが先に結婚し二世帯住宅を建て、そこに暮らしていました。結婚する直前の仕事もアルバイトで、とても自活できる収入ではありませんでした。
そんな妻にとって、家を出る=結婚だったのですが、知り合った私が「公務員で次男」というのは、よほど幸運だったらしいです。
なんだか、私はアウトレットの掘り出し物みたいで、人間として見られているのか訝しがりたくなることもあります。
私は精神疾患の持病があり、知り合った当初からそのことを伝えており、妻も、「支えられるのは自分しかいない」と思ってくれたそうで、私にとっては最高の妻なのですが、やはり時折口にする「公務員で次男」という言葉を聞くと、「本当に人として自分を愛してくれているのか」と疑問に思うこともあります。
私も40過ぎて独身ですし、先述のとおり精神疾患を抱え、とても結婚してくれる相手を探すような立場ではなかったのですが、今は妻が何から何まで支えてくれて、幸せな生活を送っています。
それなら、少しくらいのこと気にするのもどうかとは思いますが、「公務員で次男」という言葉が時折口に出されるたびに、うんざりしています。
現実的に考えれば、相手の職業や続柄が気になるのはわからないでもありません。自営業だったら絶えずお金の心配をしなければならないですし、夫の親と同居するとなると、息苦しい生活が待っていることでしょう。
生活していく以上、何が起きるかわからないですし、そういった諸々のことを考えれば、スタートからいきなり「親と同居」とか「相手は自営業」といった、心配事がセットでついているような生活が約束された環境で暮らすのは妻にとっては嫌だったそうです。
それゆえか、今二人きりでの結婚生活を送っているのは妻にとっては夢のような暮らしらしく、私は「しかも公務員」ですから、さぞ幸せらしいです。
妻の言葉に嫌悪感を持つ自分が狭量なのか、それとも自然な感情なのでしょうか。
自分にとって今の環境は恵まれすぎています。「公務員で次男」と言われたくらいで気に障るくらいでとやかく言う自分のほうがよっぽど問題だとは思います。
どなたか私を叱ってください。
お礼
コメントありがとうございました! なるほど、はとこでも合ってるんですね。 その他の読み方にまたいとこ等があるとは・・・知りませんでした! 勉強になりました!!