食事をどのように摂ろうと、摂取カロリーと消費カロリーの差し引きの関係で体重が増えるか減るかが決まる…というのには大前提がありまして、どのような食生活・食習慣でも体の働きはまったく変わらない(言い換えると体質が不変)という想定になっています。
ですが、人間の体は 朝食:4、昼食:3~4、夕食:2~3 の割合で食事を摂取するのがいちばん健康的で効率的で、とりわけ活動のためのエネルギーをよく消費すべき午前と午後の代謝がよくなるのです。つまり食生活・食習慣を含む生活習慣の影響を受けて微妙に変わります。
人間の体の働きは交感神経と副交感神経の作用でホルモン調節されており、朝起きて体が活発に働く(内蔵も含む、したがって朝食も進む)ようになるのは交感神経によるものです。ところが不規則な生活(乱れた食生活を含む)をすると交感神経と副交感神経の作用・バランスが乱れ(つまり自律神経が乱れ)、活動すべき時間帯にエネルギーを消費しにくい体質になるのです。
もうひとつ知っておくべきことは、食べる行為そのものがエネルギーを消費します。これを食事誘導性代謝っていうのですが、2割くらいが食事で消費されます。ですから摂取カロリーが同じでも、2度の食事よりも3度の食事にするほうが代謝が上がり、太りにくい体質になります。
人間の体は機械のように一定の状態で維持されているのではなく、生活習慣や食生活によって(体質が)変わるものなんです。摂取カロリーと消費カロリーの差で太るか痩せるか(もちろん、それもありますが)という単純なものではないんです。
お礼
朝多く、夜少なくの方が良いってことですか? なんかどれも別々な事言ってるのですが… まぁ、試してみます!ありがとうございました。