こんにちは。
世界人口がタイム・スリップというのもまたずいぶんとスケールの大きな話ですが、それだけの数であれば人類が白亜紀で生き延びる確率は十分に高いです。そして、ある程度が生き延びたならば文明の復活はせいぜい300年もあれば余裕だと思います。
現在、世界の人口は68億です。
白亜紀でまともに生きてゆかれる現代人はいません。恐らく、病気と飢えでほとんどのひとが命を落とすと思います。このうち、恐竜に食われて死ぬというのはほんの一握りであり、それはよほど運の悪いひとです。
このような状況で仮に10人に一人しか生き延びられなかったとしましても、まだ6億8千万人がいます。このひとたちは取り敢えず水と食料の確保できる安全な場所に集結すると思います。そして、果たしてこのようなコロニーの半数が全滅したとしましても、地球にはまだ3億4千万人の人類がいることになり、これは現在からおよそ800年前「13世紀の世界人口」に匹敵します。そして、これだけの員数がかつての産業革命時代の水準に辿り着いてしまえば、そこから先は100年と掛からない計算になります。
文明後退で失われた専門技術を復活させるのには少々時間が掛かるかも知れませんが、私には人類が白亜紀の森林を片っ端からなぎ倒している光景が目に浮かぶようです。もしかしたら、隕石が衝突する前に恐竜が絶滅してしまうかも知れません。