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CPUの種類について教えて下さい!
Pentium4などではPentium4(R)とかPentium4Aとか種類があるようですけど、この違いって何? 初心者的な質問で申し訳ありませんが、種類などについて詳しい方教えて下さい!
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Q/Pentium4などではPentium4(R)とかPentium4Aとか種類があるようですけど、この違いって何? A/まず、(R)や(TM)は単なる商標(登録商標、非登録商標)のことです。これは、CPU(パソコン関連商品)に限らずブランドのロゴに対して、商標権(R)もしくはそれに準じる価値とメーカーが判断した物(TM)にはつきます。 AとはCPU名が同じ名称のプロセッサでもより高い性能を発揮できる改良版や高性能版のプロセッサを指すAdvanced相当の語の略です。 Q/種類などについて詳しい方教えて下さい! A/Pentium4には、Pentium4の名でも、Pentium4ー2,xBGHzやPentium4A、Pentium4と何種類か記述の違う製品があります。 pentium4の後に周波数(MHz、GHz)しかないものは、通常のpentium4を指します。 周波数の前にBが付く場合は、FSB(フロントサイドバス)の転送速度が向上した製品で同じ周波数に複数のFSBの製品が混在するときに400MHz(最大ピークバンド幅3,2GB/s)、533MHz(4,2GB/s)、800MHz(6,4GB/s)の転送速度を区別するために帯域幅が高いものに対してBをつけます。 たとえば、Pentium4-2,4GHzには2,4GHz(FSB400)と2,4BGHz(FSB533)があります。これはBusup品のことを指す語です。 Aが付く場合は、同じ名称でも開発世代(名称)の異なる製品が同じ周波数に混在する場合に、新しい世代のプロセッサにAをつけます。先に述べたようにAdvanced相当の語の略です。 Pentium4では2GHzまでがWillamette(ウィラメット)と呼ばれるPentium4とNorthwood(ノースウッド)と呼ばれるものが混在していたため、より新しく同じ周波数でも高速に動作するNorthに対してAがつきます。 Aと同等の意味を持つものはプロセッサ名の後に「S」があります。 それをふまえてPentium4の違いを記載すると 初代Pentium4 開発名/Willamette 開発プラットフォーム/x86-NetBurst-MA-Willamette 製造プロセス/0,18マイクロメートル トレースキャッシュ/12Kuop(8KB) 一次キャッシュ/8KB 2次キャッシュ/256KB 搭載命令セット/MMX,SSE,SSE2 FSB/400MHz 採用周波数/1,3GHz~2GHz プロセッサ名称/Pentium4 第二世代Pentium4(HTTなし) 開発名/Northwood 開発プラットフォーム/x86-NetBurst-MA-Northwood 製造プロセス/0,13マイクロメートル トレースキャッシュ/12Kuop(8KB) 一次キャッシュ/8KB 2次キャッシュ/512KB 搭載命令セット/MMX,SSE,SSE2 FSB/400MHz or 533MHz 採用周波数/1,6GHz~2,8GHz プロセッサ名称/Pentium4 第二世代Pentium4(HTTあり) 開発名/Northwood 開発プラットフォーム/x86-NetBurst-MA-Northwood 製造プロセス/0,13マイクロメートル トレースキャッシュ/12Kuop(8KB) 一次キャッシュ/8KB 2次キャッシュ/512KB 搭載命令セット/MMX,SSE,SSE2,Hyper Threading FSB/533MHz or 800MHz 採用周波数/2,4GHz Over soon(3,4GHz付近まで予定) プロセッサ名称/Hyper Threading Pentium4 となります。 現在出荷されているのはこの3種類だけです。 ちなみに、CanterwoodはHTT-Pentium4はFSB800MHz対応チップセット(i875P)の開発名です。 これから予定されている現Pentium4後継はPrescott(プレスコット)となります。 周波数は3,2GHzぐらいから4GHzオーバーを目指す予定。命令セットの追加と、トレースキャッシュなどの強化、製造プロセスの微細化を予定。 <用語> FSB=フロントサイドバスのこと。コンピュータのCPU(頭脳)はパソコンの心臓部(後述)とこの回路(Bus)で繋がっている。Pentium4の中では、2GHzで64GB以上のデータを一秒間に扱えるようにできている。しかし、いくらCPUの中が高速でも、外側から送られてくる情報の量が少なければ、CPUに暇な時間が発生するようになる。そこで、FSBの速度を上げることで、一度にCPUに送るデータ量を増やすことができる。結果的に、同じ周波数でFSBが低い物に比べて高い物の方が高速になる効果をもつ。 CPU自体の性能を上げるのではなく、CPUの処理効率を上げるのに効果がある。 チップセット=パソコンの心臓部に当たる部分。CPU、メモリ、グラフィックス、各種周辺機器との間でデータ転送を仲介する役割を持つ制御チップのこと。多くの機能も併せ持つ。パソコンの機能や性能を決め、総合的な能力を決めるため、最終的にはチップセットの種類がパソコンの性能を決めると言ってもよいほど。 いくら性能の高いCPUがあってもチップセットが悪いと十分な性能は発揮できない。 Hyper Threading Technology=ハイパースレッディングテクノロジ。インテル社が開発した1つのプロセッサを仮想的に2つに見せて動作させる技術。1つのプロセッサに同時に2つのスレッドを実行させることで、仮想的に2つのプロセッサがあたかも存在するかのように振る舞う技術で低コストでより効率的な処理が可能になる。 SSE=ストリーミングSIMD拡張命令。インテル社が開発した命令セット。MMXの後継発展技術。一つの命令から複数の結果を導き出すという技術(SIMD)に対応した新たな命令72個を追加したもので、特定の命令だけなら最大で数倍の処理能力向上が見込める。 x86=インテル系32ビットCPUの基本構造(基本命令実行装置、整数演算装置-ALU)の名称。Pentium4はx86で7~8世代目の技術となり、x86技術をもつ7世代(もしくは8世代目)のプロセッサとなる。インテル互換CPUとはこのx86命令を処理できるプロセッサを指し、32bitのWindowsマシーンはクルーソー(トランスメタ社製)を除きほとんどがx86互換である。
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- yamadayouichirou
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Pentium(R)4 「(R)」は「Pentium」という名称が商標登録されている事を表しています。 http://www.intel.co.jp/jp/home/desktop/pentium4/index.htm http://support.intel.co.jp/jp/support/processors/pentium4/
お礼
早速のご解答ありがとうございます。 (R)は登録商標なんだ!? 知らないとは情けないものです。^_^; これからも皆さんに教えて貰いながら色々と勉強していきたいと思います。
- a8025
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こんにちは Pen4だけで良ければ・・ 1.初期Pen4=Willametteコア(~2.0GHz) 2.FSB400 Pen4=Northwoodコア(1.6AGHz~2.6GHz) 3.FSB533 Pen4=Northwoodコア(??~3.06GHz) 4.FSB800 Pen4=Canterwoodコア(現状3GHzのみ) があります。 1.と2.で動作クロックが同一の物を区別するのに2.の方に 「A」を付けて区別してます。(例;Pen4 1.8AGHz→FSB400のNorthwoodコア、1.8GHz→Willametteコア) 同様に2.と3.でかぶる物に「B」を付けて区別してます。 (例;Pen4 2.4BGHz→FSB533のNorthwoodコア、2.4GHz→FSB400のNorthwoodコア) 3.と4.でかぶる物には何が付くんだっけな?(失念)
お礼
早速のご解答ありがとうございます。 なるほど・・・同じCPUでも色々と種類があるんです ね! もっと分かりやすく販売してれば良いのにな~^_^;
- MovingWalk
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Pentium4Aは、0.13 ミクロン・プロセス品だそうです。 http://support.intel.co.jp/jp/support/processors/designations.htm
お礼
早速ご解答ありがとうございます! 詳細が書いてあるHOME-PAGEもあるんですね。 参考になりました!
お礼
早速のご解答ありがとうございます。 すっっっごく詳しく書いて下さって感動です。(^_^) しかし、これって一般の人は知ってませんよね? こんな複雑な商品って世の中にあるのでしょうか? 秋葉原も昔のアキバ系の人が減りつつあるとは言うものの、まだまだパソコンってマニアックな物なのかな~?