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欧米の金融業界
日本は現在、先進国の中では良好ではない経済状況に置かれていると思います。しかし、少なくとも金融機関に関しては世界の中でも健全であると思います。日本の金融業界は、欧米の金融機関のビジネスや健全面において優っていると思います。(あくまで自己の見解です) その様な中で、現在の欧米では金融業界の人々の報酬が高価であるので制約を課すべきだという議論が熱を帯びています。この様な欧米の報酬規制について皆様はどのような見解をお持ちでしょうか? ご教示願います。
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欧米の報酬規制は基本的にごまかしで、一時しのぎの政策です。 まず金融規制には枠組みやその方向性、実際の法律の作成などと、実際に規制をかけるまでにはすごく時間がかかります。そのため、とりあえずの対応としての報酬規制です。 また今後金融規制が進むかどうかという所が非常に問題です。オバマ政権が国民健康保険のような制度を作ろうとして、保険会社や医療関連企業から激しい抵抗を受けて潰されかけていますが、金融規制でも似たような状況となる可能性があります。例えば米国民主党の最大の献金先は金融関連業から得ています。莫大な献金をしてきた金融関連企業と政治の繋がりがあり金融規制が骨抜きになる可能性があります。 金貸し業は儲かる反面、人から恨まれますから、混乱がつづけば歴史上にあるユダヤ人迫害みたいな事態につながりかねないですから、規制はした方がよいのですが、他国を出し抜くためにゆるい規制を行う国がでてくると規制撤廃合戦になってしまいますから(1980年以降は米国はそれを国益としてきた面がある)非常に難しい課題です。 オバマ政権の手腕が問われるというところでしょうか。
お礼
詳しいご見解ありがとうございます。 確かに法律を作ったり保険会社等の理解を得るには時間がかかりそうです。オバマ政権に注目していきます。 業界は異なりますが会計の世界でもIFRSの導入など日本も国際的に影響を受けますし、日本にもこの様な欧米の金融業界の影響が出るのが懸念されそうです。