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どう訳せばよい?英文を解読してみて考えてみた
- 例外は特別な場合であり、イアピタスの息子(II.506・607)の場合、この部分はゼウスの狡知の所為であるとされる点である。この詩の大きな特色をあげれば次の点がある。
- 最初の103行に続いて、少なくとも三つの違った序節、三人の原初の神、カオス、ガイア(大地)、エロス(愛欲の神)が導入されるーここに際限のない影響(深い意味)がある。
- be account forについては、'占める、説明する'の受動態であるが、'所為'でも良いでしょうか。three primeval beings are introduced ―Chaos, Earth, and Erosについては、'紹介される'ではなく、'取り入れる、掲げる、登場させる'の意味かと思われる。原初神はカオス、ガイア、エロス、タルタロス(神統記)である。
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(1) 訳し方によるとそういう語を用いることも可能なのかもしれませんが、私だったらすなおに「占める」という語の方を選びます。 (2) are introduced は、私は「紹介する」の受身と解釈しますけれども、訳し方によっては、「登場する」としてもいいのかもしれません。 Chaos, Earth and Eros は、質問者しまが註に書いておられるように、私も three primeval being と同格と見ます。ですから、Chaos, Earth and Eros are introduced という書き方であってもおかしくないと思います。 質問者さまの訳文で「例外は特別な場合であり、イアピタスの息子(II.506・607)の場合」となっている部分で、「場合」という語が2度用いられているのは、ややわずらわしく感じられます。 私なら、「"イアピタスの息子たち" の部分だけは例外的に・・・」とすると思います。 しかも Exeptions と複数形になっていますから、「例外」は一ヶ所ではないわけです。 すると、as the Sons of Iapetus の as は、「○○の場合のように」という意味での as ではないかと考えられます。 the Sons of Iapetus whose place is accounted for という部分は、「その場所は本来 "イアピタスの息子たち" が占めるべき場所である」というふうに私は理解しました。 その、「本来は the Sons of Iapetus が占めている場所」を占めているのが、their treatment by Zeus であるということだと思います。 質問者さまの訳で「三つの違った序節」とあるのは、three distinct preludes の部分のことですが、「三つの違った」という訳語に少し抵抗があります。というのは、「序節」が3つあれば、それぞれが「違って」いるのは当然ではないかと思うからです。ここは「三つの異なった」あるいは「三つの別個の前書きを含む」と訳す方が適当ではないかと考えます。 また、なぜ「三つの前書き」かといえば、3神、すなわち Chaos, Earth, Eros のそれぞれに対する前書きがあるので「三つの前書き」なのではないかと思います。 The chief landmarks in the poem の部分を「この詩の大きな特色」と訳されていますが、landmarks と複数形になっているということは、これが具体的なイメージを持つものであることを意味しているように思われます。たとえば、非常に目立つ建造物などは、landmark といえるでしょう。それが「目印」になるようなものです。 具体的にどう訳したらよいかはむつかしいところですが、私なら簡単に「この詩において最も注目される部分」とでも訳すかもしれません。 an indefinite reproductive influence を「際限のない影響(深い意味)」と訳されたのは、裏にある意味を汲み取られたのかもしれませんが、読む人に対しては、もう少し情報を与えてあげてもいいような気がします。 どうやら、神々の系図のようなものに関係のある作品のようですが、reproductive というのは reproduction の形容詞形ですから、「再び生み出す」という意味合いが取れます。人間に置き換えると、親から子へと生命を受け継いでいく現象、つまり「生殖」というものであるはずです。 子孫が残るためには、その元があるはずで、Chaos が大地やエロスを生み出す元になったので、そういう連鎖の元という意味合いがあるように思えます。
補足
回答を読んで、文章の意味が分かりかけてきました。 一つだけ、疑問があります。 be accounted, be introducedの受動態を訳すと能動態になることの疑問です。恐らく中学生でも習うと思うのですが、ここが分からない。 物性主語(この用語は確かではない)の場合、このように表現される という文を読んだことがありますが、この英語表現がどうも馴染まない。 理解の仕方に異常があるようです。 さて、回答の確認は下記の六点で、回答と異なる意見はありません。 (1)be accounted for について ”登場する”ではなく、”占める” (2)be introducedについて ”登場する”ではなく、”紹介する” (3)”特別な場合”、”イアピタスの場合”について ”場合”の二度使用はくどい。 (4)exeptionsについて これは複数だから”……の場合のように”がよい。 (5)the sons of Lapetus whose place is account forについて この文が分からなかったのですが、 his plae is account for the sons of Lapetus と理解しました。 (6)three distinct preludeについて 「三つの違った序説」ではなく「三つの異なった前書き」 ありがとうございました。