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ピアノの森
タイトルの漫画を読みました。面白いですね。同ジャンルで「のだめカンタービレ」も読みました。 ところで、○○のピアノを聴いて感動した、誰かの演奏を聴いて感動したとかありますが、これが無いと物語が進まないのは分かりますが、そんなにあるもんでしょうか?私、正直言って経験ありません。ピアノコンクールで「技術は荒削りだが、演奏は素晴らしい!審査基準の方が間違ってる!!」などと思った事も当然ありません。 耳が肥えた人なら、そう思う事があるのでしょうか? ムチャクチャな事を言いますが、凡人でも素直に感動出来る典型例とか無いものでしょうか?
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何を持って「耳が肥えている」とするのかは、特に対象が音楽だと、なかなかアマチュアの(特にピアノは専門外の)私ごときでは語れるモンじゃありませんが… ただ、「技術的」な面で考えると、その道のプロには、アマチュアでは到底気が付かないし気にも留めない部分であろうと、非常に重要な評価ポイントが存在する…ということは、ごく普通にあります。 私は職業は音楽とは関係ないですが、職業に関係有る技術では、2つの完成品の見た目は全く同じに見えても…というより、仮に素人目のパッと見は一方が凄く良く見えたとしても、使われた技術の質の評価は逆ということは、非常によくある話です。 これは、誰も見ないような所をアラ探しして減点していく…というような意味ではなくて(よくそう思われるんですけどね)、職人芸的なものが要求される技術には、どうにも誤魔化しようのない絶対的な技量の差が出るポイントというのが、確かに存在するんです。運や偶然では絶対に埋まる事はない、真の技量の差が絶対的に出てくるポイントというのが、必ずあります。 ただ、当たり前ですが、それを見抜き感じ取る「眼」なり「感覚」というものも、私のような工業技術分野では「プロの検査人」になって初めて培われるものもあります。 そういう分野を知ってる身で、自分の分野をコンクールと審査に置き換えて考えると、(実は私も「ピアノの森」も「のだめ」も全部持ってますので(^^ゞ)劇中の >「技術は荒削りだが、演奏は素晴らしい!審査基準の方が間違ってる!!」 なんてのは 「あー、典型的な素人の発想だよなぁ…でもまぁ、素人はそう思うよなぁ…」 と、なんというか『逆・感情移入』してしまいますね。それはそれで、自分にとっては読んでて楽しいですが… (あのセリフ言ったのは、劇中では確か「素人扱い」の人ではなかったと記憶しますが、これは一般人の感覚の代弁を示したシーンと私は理解しています。言った人より上の領域に居てる人たちは、誰一人として結果に理論的な異論を述べていないという点が、素人とプロの感覚の差を表しているなぁ…と、私は解釈しています。ここまで突っ込んでくれる漫画はあまり多くないので、私はこの作品好きですね。) まぁそういうことで、私は「耳が肥えてる」というよりは、 「プロにはプロでしか預かりしれない評価基準が確実にあり、逆に評価される方は、アマチュア千人の賞賛より一人の真のプロからの評価を得なければ一流の仲間入りができない世界がある」 ということで、ピアノコンクールの世界もその延長線上にあると思えば、凄く納得できますけどね。 ただ、私も音楽は凡人ですので、我々は自分が気に入ったら素直に楽しめばよいと思います。 自分の職業関係でも、顧客の方が満足してくれていれば、それで十分報われますのでね。 ま、回答じゃないですけど、こういう考え方もあるという事で。
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- takapiii
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あれは、耳が肥えるんじゃなく、演奏家のオーラに依るんだと思います。 物凄いオーラを出して演奏する人の演奏は、鳥肌が立ちます。 音楽が凄いとか、テクニックが凄いというんじゃなく、 その人の気迫というか、のめり込みというか、感情表現というか、 そう言う物を感じた時、凄く感動します。 今までにそう何回もあった訳じゃありませんが、例えば全盲の天才ピアニストと言われた辻井伸行さんの演奏なんかは、演奏が凄いと言うよりも、盲目であそこまで弾きこなす姿に感動しまし、鳥肌が立ちました。 http://www.youtube.com/watch?v=X9MlN-ZudKo 同じ理由で、牛牛さんもそうかな。 あの年齢で、あのピアノの弾き方はびっくりします。もう何十年もピアノを弾いてきた音楽家のようで、でも子供だと言う所に驚きます。 http://www.youtube.com/watch?v=sFVdl84nuww 僕の場合は、まぁそんな感じです。
お礼
ありがとうございます。 どちらも演奏以外の点での感動ですね。やっぱり漫画のようには行かないものですね。
お礼
ありがとうございます。 「技術は・・・」との台詞は素人感覚、上の人が結果に理論的異論を述べない点も素人感覚、そういうものなのですね。