- ベストアンサー
京急の編成交代での列車番号
- 京急の編成交代による列車番号の変化に関して疑問があります。
- 各駅停車と快特の違いがあるため、列車番号の変化が生じる可能性があります。
- 編成交代は乗客の利便性や安全性を考慮して行われるため、快特の編成も変更される場合があります。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
はじめまして、こんにちは。 電車運転士をしております。 >各駅停車の中にいくつか「金沢文庫で乗り換え」、「神奈川新町で乗り換え」 という注釈があります。注釈どおりなんだろうと思います。 そうですね。 「車両交換」になります。 「車両交換」とは、車庫のある駅で入庫と出庫とを、同時に行う事です。 電車の行き先は、基本的に車両交換を行う駅を表示します。(浦賀⇒川崎行き最終普通電車を除く) その為、検索では「(新町で乗り換え)浦賀行き」でも、行き先は新町行きで表示します。 普通電車のクルマの回しに関連するのですが、 快特と連結する末尾にDの付く普通電車(例:逗子⇒羽田空港⇒浦賀)の場合、12両編成が最大の京急線で8両快特の後ろに併合する為、必然的に4両にしなければなりません。 しかし、4両の普通電車は逗子ではなく浦賀に戻り、浦賀から品川へ行くのが基本の為、4両編成ばかりになってしまい、このままでは6両の普通電車を使う事ができません。 時間帯や区間によっては、4両編成では運びきれない場面もありますので。 その為、車両の状況を照らし合わせ、車庫のある新町や文庫で、6両編成⇔4両編成と、車両を取り換えています。 >三崎口方面への快特の一部が京急久里浜止まりです。 それに連絡するように三崎口行きがあり、折り返しは品川方面まで 行くようです。これも、下りの三崎口で乗り換えってことのように思えます。 >そこで疑問なんですが、これらの乗り換え、編成交代に際して、 各駅停車は列車番号がそのままなのに、快特は列車番号が変わるのは 何故なんでしょうか。 これも普通電車の時と同じく、久里浜での「車両交換」になります。 同じ意味合いになります。 何故、運行番号が違うかというと、 この久里浜始発の三崎口行きは、久里浜ではなく、北久里浜~久里浜の間にある車庫、「久里工信号所」始発だからなのです。 実は、この「久里工信号所」、駅と同じ取り扱いでして、停車場に相当します。 素人の方にもっと分かりやすく言うと、お客様の乗り降りできない「駅」なのです。 現地に直接赴くとご理解いただけますが、駅と同じ扱いなので「場内信号機」も、「出発信号機」もあるのです。 京急の列車番号の付け方は、4桁の数字のうち、 千と百の位で、始発駅を出た時刻 十と一の位で、運行番号、 ・・・・を示し、南行は運行番号から1引いた偶数で表示します。 ※例: 泉岳寺を11:02に発車する運行番号7Aの「(始発)快特」の列車番号は、1106Aとなります。 この「列車番号」は取り扱う上で、同じ番号の列車が二つとあってはならないモノです。 しかし、この付け方だと不具合が出てきます。 例えば、折返し運転などで同じ運番の列車が、再度同じ方向に走る際に、これだと重複してしまうのです。 ※例:大師線 川崎11:08発の「83番」⇒小島新田に11:07着…折り返し11:10発⇒川崎に11:20着…折り返し11:28発 その際、運行番号の末尾に、X・Y・Zを付けて、区別します。 ※例:1183・1183X・1183Y 新町や文庫での「車両交換」の際は問題ないのですが、久里浜での車両交換の際は同じ運番の列車が、久里工信号所~久里浜を重複して走っています。 日中は快特しか来ないので、SH(都営線直通快特)か、A特(自社線内快特)の2種しかありません。 SHの場合、どんなに近くても押上以遠なので、所要時間上、運番が重複する事はありません。 しかし、泉岳寺~久里浜の所要時間が50~56分。A特の場合、同じ列車番号の列車が本線上存在してしまうケースが発生してしまいます。 その為、別番号になっているのです。 本質は新町や文庫での車両交換と同じなのですが、久里工信号所が停車場でありそのままでは列車番号が重複してしまう為、別の番号なのです。 なので、 >各駅停車は列車番号がそのままなのに、快特は列車番号が変わるのは 何故なんでしょうか。 普通車が、快特がというのではなく、車両交換する場所により扱いが変わってきてしまうのです。
お礼
信号所があったのですね。 今見てみたら、ウィキペディアにも載ってましたね。 チェック不足でした。ありがとうございました。