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ハチの社会が女王システムをとる利点は?

ハチやアリが繁殖を一匹の女王にまかせ、ほかの個体はワーカー として完全な分業社会になっていますが、 その一番の利点はなんでしょうか? 新社会性の記述や血液選択説をざっと読んだのですが、 よくわかりません。 というか、まだわかっていないのでしょうか? 集団の中に、不妊の個体を持つ新社会性のメリットを 教えていただければと、思います。

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noname#194289
noname#194289
回答No.4

遺伝子に目的を与えるならば増殖することより生き延びることではないかと思います。生き延びる結果その遺伝子は長い寿命を持ったことになると思います。増えることと生き延びることとは矛盾することだと思います。ハタラキ蜂は子孫を残さないからこそミツバチは種として滅びないのではないでしょうか。ハタラキ蜂も自分の子供を産んだらたちまちのうちぬ全員が餓死ということになってしまうと思います。前後しますが女王蜂の意味もなくなってしまうと思います。おそらく働き蜂は体細胞、女王蜂は生殖細胞、オス蜂は精子というような比喩がある程度成り立つのではないでしょうか。

zaachary
質問者

お礼

ほほ~、面白い回答をありがとうございます! 種のコロニーを細胞としてみるのですね。 おもしろいです。 私は女なので、子供を生むことが女性にかすさまざまの 大変さ、そして喜びを思うと、女王一匹体制をとった ハチがまさに異種に見えます。 遺伝子の意思というものを考えてしまいますね。 とにもかくにもスリリングなご回答ありがとうございました!

その他の回答 (4)

  • moritan2
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回答No.5

ハチ、アリの社会では個体が自分を犠牲にする行動が発達していますが、各個体が子孫を残せると自分を犠牲にしない方が有利になりますから、このような行動は進化しにくくなります。ハチ、アリの社会のシステムが進化するには、子孫を残す個体が女王に限られている必要がありました。 これは人間を含む多細胞生物が子孫を残せるのが生殖細胞に限られているのと同じ事です。多細胞生物のすべての体細胞は子孫は残せず生殖細胞が子孫を残すのに協力しますが、各体細胞が自分が子孫を残せることできてしまっては、単に単細胞生物の群体以上のものにはならなかったでしょう。多細胞生物が進化できたのは、子孫を残すのが生殖細胞に限られていたからです。

zaachary
質問者

お礼

ご説明ありがとうございました! ハチやアリを見ていると、昆虫の中にも 協力や、分業という概念がばっちり見えて、驚きます。 個体ではなく、群れ、種として存続をしてゆくという体制を ハチは選んだのでしょうね。 想像がふくらみます。 ご説明、多謝です!

回答No.3

真社会性ですね。変換ミスでしょうけど一応。 ワーカーが自ら産卵せず、女王を世話する理由は#2の回答者様が述べられている通りです。 ですが交尾回数が複数になると、姉妹間で血縁度が低くなります。スズメバチでは単数交尾が多いのですが、ミツバチなどでは何回も交尾します。 ミツバチのように姉妹間で血縁度が低い場合でも、なぜコロニーが維持できるのかはハッキリと分かってはいないみたいです。 (ワーカー由来のオスも数%生まれているそうです) 単数交尾と仮定すると、分業の利点は効率が良くなるという点ではないでしょうか。女王が産卵に専念できたり、ワーカーが卵巣成熟にエネルギーを割かなくて良かったりするのはローリスクです。集団行動もできますし。

zaachary
質問者

お礼

誤字指摘、ならびにご説明いただき、ありがとうございました! 分業の利点、との意見、なるほど。 ハチの社会を、ちょっと覗いただけですが、 なんというか、分業きっちり、向かうベクトルが はっきりしている、というような覚悟がかんじられます。 なぜ、オスではなく、メス? とも思いますが、 それはまたの機会に。 ありがとうございました!

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.2

遺伝子の目的は、自分と似たものを増やすこと。 この目的のためには、単細胞で分裂した方がベター。同一のものが増えるわけですから。 人間とか動物は遺伝子を半分にして、子供は両親の半分ずつの遺伝子を継承します。効率悪いが、環境の変化に対して対応力が出来る、バリエーションが出来るので。 ハチは半倍数性で性別を決定します。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%8A%E5%80%8D%E6%95%B0%E6%80%A7 姉妹では、3/4の遺伝子が共通です。 母娘では、1/2の遺伝子が共通です。 姉が妹を育てると、3/4のクローンを作ることが出来るが、娘を作っても1/2のクローンしか作れない。 あるメスから考えると、娘を作るよりも妹を作った方が、自分と同じ遺伝子を残すのに効率的になります。 これが、女王システムを作る利点と言われています。

zaachary
質問者

お礼

ご説明ありがとうございます! ハチの進化の形態を考えると、想像が膨らみます。 進化というと、環境への適応を考えて、バリエに富んだ 子孫を残すことも安全な気がしてならない、 と、そんなことを思いました。 昆虫の世界は、また哺乳類と違うのかな、、 とにもかくにも、 ご丁寧にありがとうございました!

  • Kon1701
  • ベストアンサー率24% (1445/5856)
回答No.1

生物の目的が、自己の遺伝子を後世に伝えること、とするならば、女王蜂と働き蜂の遺伝子は基本的には同一なので、女王蜂を助けることで自らの遺伝子を(自分が直接子孫に伝えなくても)後世に伝えることができる、という考えを書籍で読んだように覚えています。 これも子孫を効率よく作るシステム、と考えれば良いのかもしれませんね。

zaachary
質問者

お礼

なるほど~、わかりやすいです! ご説明、ありがとうございました!

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