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はね?

何故、リアスポやリアウイングのことを”はね”って言うのでしょうね。 はね=フェザーで、ウイング=翼、スポイラーは... で、本当の質問はスポイラーとウイングの違いについてです。 純正スポイラーをウイングと呼ぶ人がいても、 GTウイングをGTスポイラーと呼ぶ人はいない。 明確な定義などがあればお願いします。

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noname#12265
noname#12265
回答No.2

 クルマの設計屋です。 >明確な定義などがあればお願いします。  実は、メーカ毎に結構マチマチな呼び名ですが・・・流体力学的、或いは航空力学的にはシッカリと分類されており、また自動車工学上も『慣例的な』分類があります。 1.スポイラ  SPOIL=悪くする、と言う動詞の名詞形(悪くするモノ)を語源とします。  航空力学上は、揚力を吸い取る装置(=翼の働きを悪くする装置)を指しており、それはウイングに付属する装置であって、ウイングと同列で扱われるモノではありません。  が、クルマでは『流線を乱すもの』という意味で、スポイラ単独で使われます。  具体的には・・・フロントのスカート(エアダム・スポイラ或いは単にエアダムと言います)、トランク周りに付ける断面が三角形のリップなど、とにかく『あからさまに』流線を乱すモノを指します。(流線を乱す、という意味をもう少し詳しく言うなら、『ラム圧や空気の流入の妨害により、結果的にダウンフォースを得たり、空気抵抗を低減する装置』となります。) 2.ウィング  ウイングも一応、羽根、或いは単に羽と訳せます(英和辞書だと『翼』しか出てこないかもしれません。和英辞書で調べてみてください。)  機能は航空力学上のウイングそのものです。即ち、翼理論によって設計され、ラム圧などを利用せず、ウイング上面と下面の圧力差でダウンフォースを発生するモノで、その働きから、上下に風が流れ込む構造となります。 ・・・よって、 ※スポイラは設計・製造がカンタン(翼理論を知らなくても形状決定が可能)ですが、一般的には空気抵抗(学問的に言うと誘導抵抗)が大きく、あまり効率のよい空力付加物とはなりません。 ※上下面両方に風が流れる構造なら基本的にはウイングですが、しかし・・・例えばトランクフードに近い高さに付いているウイングではトランクフードを持ち上げる力が働いてしまうので、ダウンフォースはロクに得られません。(こぅゆぅ意味不明なウイングは沢山売られていますね。)  ウイングは、まず形状そのものの設計が難しいですが、その取付け位置決定にもちょっとした考察が必要です。 ※今日のフォーミュラ・カー、に限らずレーシングカーで使われるのはウイングです。  スポイラも過去には盛んに使われましたが(‘70年代にフォーミュラ・カーで流行ったスポーツカーノーズなどはスポイラそのものです)、今日のレーシングカーでは、ウイングの後端にリップ・スポイラを付ける、などの使用範囲に留まっています。  レーシングカーでは、誘導抵抗が大きいのはダイレクトに『命取り』になるので、どうしても高効率のウイングに頼ってしまいます。  尚、耐久レーシングカーやIRLなどのレーシングカーで利用されている対地効果(GROUND EFFECT)は、車体の上下面の圧力差でダウンフォースを得ていますが、翼理論とは違うのでウイングとは言いません(あまり理系が得意でない文系ジャーナリストにより『ウイング・カー』などと命名されましたが、あれは大ウソです。)

eralglay
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 ウイング=”はね”なんですね。 >SPOIL=悪くする、と言う動詞の~ スポイラがそんな意味だったとは、勉強になりました。 結論:スポイラーは”はね”じゃない! 疑問は全て解決しました。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • fuyounor
  • ベストアンサー率47% (132/278)
回答No.1

翼状にになっているのをウイングで整流板状がスポイラーでよいのでは、 フォーミュラーにはフロントウイングやスポイラーは有りますが、 Tカーにはフロントスポイラーしかなかったと でリアは共にウイングとスポイラーがありますね。 最近はフォミュラーにスポイラーがつくことは少なくなっていますが

eralglay
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

eralglay
質問者

補足

>翼状にになっているのをウイング 翼状?飛行機の翼が浮力を得る為に上面と下面のカーブが違うように 車では上下逆でダウンフォースを発生させているということでしょうか? >整流板状がスポイラー~ で、スポイラーは空気の流れを整えるだけでダウンフォースは発生しない、と。 私的には両端がボディにくっついているか・いないか程度に考えていたんですが、 やっぱ違うんですね。