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『朝日新聞の用語の手引き 改訂新版』
【表外字・音訓の使用】△=表外字、▲=表外音訓
次の場合は表外字・表外音訓を使ってよい。
このうち4~6の場合は、初出の際に読み仮名を付ける(四【読み仮名】参照)。
1.固有名詞及びこれに類するもの。
〈注〉これらも、読みにくいものには読み仮名を付けることが望ましい。
(a)固有名詞(人名、地名、学校名、団体名、会社名、商標名、建造物名など)
例:石川(啄△)木 愛▲媛△県 上智△大学
(b)人名・地名を含む言葉
例:御▲影石 水俣△病
(c)栄典、称号、官職名及びこれに類するもの。
例:旭日大綬△章 瑞△宝章 藍△綬△褒章 征夷△大将軍 関脇▲ 伍△長
(d)文学作品、美術品、映画、演劇、テレビ、ラジオの番組、楽曲などの題名。
例:徒▲然▲草 糞△尿譚△ 弥△勒△菩△薩△像 塩山蒔△絵硯△箱 鞍△馬天狗△ 埴△生▲の宿
2.以下に掲げる語(この用例に限定)。
(a)古典芸能の名称。
例:歌舞伎△ 義太▲夫▲ 小唄△ 地唄△ 浄瑠△璃△ 箏△曲 常▲磐△津 都▲々逸 長唄△ 浪▲花▲節 端唄△ 琵△琶△
(b)学術上の用語。
例:巻▲雲 巻▲積雲 巻▲層雲 荘▲園 鍾△乳石 鍾△乳洞 庄△屋 弥△生▲
(c)その他。
例:一揆△ 華僑△ 元旦△ 桂△馬 象牙▲ 俳諧△ 伊△(イタリアの略称)
3.小説、短歌、俳句、川柳、詩などの文芸作品や古文などの引用。
4.次のような言葉で、適切な言い換えがなく、仮名書きでは意味が分かりにくいもの。
(a)歴史上の事項、専門性・個別性が高い言葉。
例:頸動脈 腫瘍 脊髄 脊椎 挺身隊 爬虫類
〈注〉「啓蒙主義」のように専門用語として表外字を使う言葉でも、一般語の場合は「啓蒙→啓発」など表現を工夫して表外字を避ける。
(b)故事成語など(できるだけ言い換えるが、使う場合は無理に仮名書きにしたりしない)。
例:杞憂 臥薪嘗胆
(c)言い換えや仮名書きが著しく困難あるいは不適切な言葉。
例:急先鋒 寓話 煎茶 堆肥 檀家 灯籠 土嚢 冶金 霊柩車
(d)時代のキーワードで、ニュースのポイントとなる事象を示す言葉として本社が特に認めるもの。
5.寄稿原稿で言い換え、書き換え、または仮名書きが困難なもの。
6.談話の引用などで、言い換えや仮名書きが不適切なもの。
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明確な回答でなくて申し訳ありませんでした。
お礼
回答ありがとうございました。 新聞をストレスなく読むには、常用漢字に加えてさらに何種類くらいが必要かという疑問からこの質問に至ったのですが、教えていただいたリンクから、固有名詞以外は常用漢字を知っていればほとんどの場合事足りるということのようですね。 大変参考になりました。