これは「自家用倉庫」といえるでしょうか!?
都内某区です。
向かいのアパートの半地下部分が倉庫(外見上は)になっています。
そこに、酒類卸売業者が飲食店からトラックで空瓶を集めてきて(集荷・搬入)一時的に保管し、それを空瓶集荷業者が積み替えてトラックで搬出(運送)していく、ということをしています。
狭い道路を挟んだ向かいのことなので、迷惑してひえ~~という感じです。うるさいのに朝からやるし休日もやるしトラックは横付けされるし。。。
はたしてこのような倉庫は、「自家用倉庫」といえるのでしょうか!?
自分の(家)のために自己の物品を保管すること―みたいな定義だと思うのですが、実態としてはそんなかわいいもんじゃないような。。。
酒類卸売業者は毎日集荷・搬入しています。空瓶集荷業者は3業者程度(1社はコカコーラです)が2日に1回くらいのペースで搬出(運送)しています。
空瓶集荷業者が搬出(運送)していく1回の空瓶の量は、ビールケースや清涼飲料のケースを10ケース前後、一升瓶のケースを3ケース前後、その他雑多な空瓶1箱、といった感じです。集荷・搬入される空瓶の量はそれよりも多いと思います。
その作業や騒音、人の出入り、トラックの出入り、複数業者の関与などの実態からすると、とても「自家用倉庫」だとは思えません。
規模は小さくても、空瓶集荷場、荷さばき場、積み替え場、ストックヤード・・・などの施設といえるのではないでしょうか!?
また、ビール瓶などはメーカーの所有物で、所有者がお金を払って回収してもらっているのが空瓶のリサイクルだと聞きます。ということは、業者にとっては他人の物の保管ではないでしょうか!?
とても「自家用倉庫」とは思えないのです。ちなみに業者のおっさんは携帯に出て「倉庫にいるよ!」と言ってましたが。おっさ~ん!
この場所は「第1種中高層住居専用地域」です。
その倉庫があるアパートには一般の入居者がいるだけで(7戸)、空瓶関係の事務所なり店舗なりが入っているわけではありません(ですからたとえ「自家用倉庫」だとしても「建築物に付属する自家用倉庫」にはあたらない、とにらんでいます)。