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移転価格と経済的二重課税
本を読んでも読解力が乏しく経済的二重課税がどんな問題なのか理解できませんでした。ですのでできれば簡単に分かりやすく教えてください。また、移転価格との結びつきについても教えて下さい。よろしくお願いします。
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- ma_
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回答No.1
各国には固有の課税権があります。 課税を行うかは独自に決定できるということです。 したがって、各国が国際的な租税政策をとる上で二通りの場合が発生します。 同一の納税者に対し複数の国が課税を行う状況 これが、「法律的二重課税」 同一の所得に対し複数の国が課税を行うといった状況 「経済的二重課税」 多国籍企業の親会社と現地子会社は、法的にはそれぞれ別個の法人です。 例えば、アメリカの税務当局が日本企業の在米子会社に法人税の増額更正処分を行い、これに対して日本の税務当局が日本の親会社の法人税が、その分減額されなくても、法律的二重課税は生じません。なぜなら、法律的にはお互いに独立しているからです。 しかし、親会社と子会社は、法律的には独立しているからといって、親会社と子会社は経済的には一心同体です。 ここに、経済的二重課税の問題が発生します。