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ノコギリかコクワか?幼虫の飼育法を教えてください
- ノコギリクワガタとコクワガタの成虫を一緒に飼っていたプラケースから幼虫が発見されましたが、どっちの幼虫か分からず、適切な飼育環境を用意する方法や幼虫の判別方法について教えてください。
- 現在のケースではクヌギマットを使用しており、朽木の中ではなくプラケースの底で幼虫が見つかりました。ノコギリの成虫は全滅し、現在残っているのはコクワの成虫のみです。幼虫と成虫を別々に飼育する予定で、質問者は菌糸ビンの使用は考えていないとのことです。
- ノコギリクワガタとコクワガタの幼虫を判別する方法や適切な飼育環境についてアドバイスをお願いします。幼虫の生育にはクヌギマットが使われており、朽木ではなくプラケースの底で幼虫が見つかりました。また、ノコギリの成虫は全滅し、現在残っているのはコクワの成虫のみです。
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ノコギリクワガタもコクワガタも、菌糸ビンよりも発酵マットの方が向く種です。ノコギリクワガタは根食いなので当然のことながら、コクワも意外にも菌糸ビンより発酵マットの方が2mmほどサイズが良かったという実験結果がビークワという雑誌でも報告されていました。 ですので、飼育方法は同じでも構いません。ノコはやや発酵の進んだものを好む傾向があるようですが、ノコとコクワを一緒に飼ってるくらいなら、そんなのは些細なこだわりと言えるでしょう。それに発酵の進度だけで単純に効果が分かるわけではありませんので、はっきり申し上げて、同じ発酵マットをノコとコクワで飼育実験して効果を比較するという楽しみ方で行った方が面白いと思います。 発酵マットはクワガタ用の2次発酵マット(いわゆるアンテマットのような1回添加材を添加したマット。キツネ色からチョコレート色をしている)がいいです。 自作する方法もあります。nonameの方が私の発酵マットです。ネットを参考にノコ用に開発したものです。これを投稿した後、国産カブトで46gの幼虫作出に成功しました。ヒラタでも強力粉:そば粉=2:8で69mmを達成しました。今年は純そば粉で試しております。今年はヒラタとノコをやっていてかなり良く成長しているみたいです。 http://okwave.jp/qa3436679.html コクワでも試してみる価値はあるでしょう。 ノコギリクワガタは成虫の長さの割に小食な種類です。コクワはサイズが元々ああですからもとより大して食べないと思います。 ノコギリクワガタであれば、90ccプリンカップに発酵マットを詰めて投入。その時産卵床を底の方に少し詰めて産卵時に♀がつけたクワガタ共生菌を絶やさないようにして下さい。それで1ヶ月後くらいには2令になっていると思うので、生存しているなら800ccカップに発酵マットを詰めて移して下さい(エサの新鮮さを保つためと、2令時までに生体が死んでいたら最初から大きいカップだとマットが無駄になるから、最初はプリンカップに投入します)。 ノコギリクワガタは、♂でもこれでもう交換なしで羽化まで行く事が出来ます。ノコは根食い系で発酵の進んだマットを好むので、時間が経って黒くなったマットでも構いません。私はマットの劣化が心配になって半分くらいしか食べてないカップを4か月くらいで交換したりしていましたが、その後あまり食べる事なく蛹化したりします。ならば初めから交換なしでストレス削減した方がいいと思います。 セット時の加水状態は、強く握っても水が滴り落ちない程度にして下さい。ネット上にはノコはベチャベチャになるまで加水した方が育つと書いてあるものがありますが、マットの腐敗、そして長期勝負の観点から言って良いと思いません。ですから、強く握っても水が滴り落ちないギリギリくらい多めの加水状態がいいと思います。 在庫の発酵マット保存時には、比較的水分の少ない状態にしておかないと、新鮮さが保てません。 もっとも、私のノコギリクワガタの実績は65mmくらいですからあまり期待しないで下さい。今年充分こなれた純そば粉マットで、坑道を残す画期的移乗方法を考案し試しておりますので、今年こそ70mmに迫る個体をと意気込んでおります。 で、コクワですが、コクワとして考えた場合にはノコと違って、小さめのカップ400ccくらいで飼って、新鮮なカップに交換していくのがベターなのですが、どちらか分からないということなら、ノコと同じ対応でも構わないと思います。 さて、もっとも肝心のノコとコクワの判別方法ですが、個体としてはもちろんノコの方が大きいと思います。でもノコ幼虫もあまり大きな種類ではないので、1~2令のうちは分かりにくいと思います。3令になると、恐らく、ノコの♀とコクワの♂が似たようなサイズになるんだろうという感じです(ノコの♂は大きいので一目瞭然、コクワの♀は小さいので一目瞭然。ただしノコ♂の成長が良かった場合)。ノコ(に限らずクワガタ全て)の♀には背中の尻の方(人間でいえば腰辺り)に卵巣細胞芽という肌色の豆のようなものが見えます。これで分かりにくい個体も大体の判別は付くと思います。しかし、完璧とは言えませんので注意してください。 もうひとつ産卵状況、幼虫の居た場所などにより判別する方法があります。ノコは基本的にマット産みです。幼虫もマットの方に居ます。コクワは材産みで幼虫も材の中に居ます。1~2令時ならその状態でほぼ判別できると思います。時間が経って3令近くになると各々脱出して材に侵食したりマットに侵食したりする事があるとは思いますが。 今質問を見返したらマットの方に居たという事なので、10中8~9ノコギリクワガタでしょう。
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共生菌について。 http://okwave.jp/qa5177050.html 材を割ったらコクワが出てくるかも知れません。 http://okwave.jp/qa5330710.html (私は書いていませんが) 言い忘れましたがコクワはノコと違い乾燥気味を好む種ですので、 作成した発酵マットは加水せずそのまま詰めて使います。買ったマットでも多くの場合袋出しそのままの状態で詰めて良いです。 もっとも滅多にありませんが、カラカラの状態ではさすがにダメですので、容量比10%ほど加水します。加水したら混ぜて均等にします。2度と加水しなくていいように蒸発防止のフタやラップ(穴をあけて)をして下さい。
お礼
nande11jiさん 加水の度合いについても不安があったので nande11jiさんからアドバイスを頂けて本当に助かりました。 ありがとうございました。
紹介した自作発酵マットは夏場でも毛布や布団でくるむなり保温しないと熱が上がりにくいことが確認されておりますので気をつけて下さい。
お礼
補足もありがとうございます。 追々nande11jiさんの“自作マット”にも チャレンジしてみたいと思います。
お礼
nande11jiさん ご丁寧な回答、ありがとうございます。 とても参考になりました。 ケース底面にいる幼虫が十中八九ノコギリということも分かり、 気分的にもスッキリしました。 本当にありがとうございます。 ちなみに「産卵時に♀がつけたクワガタ共生菌」とは何でしょうか? メスの体液のようなものでしょうか?