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シトロエン・ディアーヌのアレって・・・。
先日、いつもお世話になっているクルマ屋さんにお邪魔したところ、シトロエンのディアーヌというクルマが置いてありました。 修理中のようで前輪が取り外されていて、ちょっと拝見したら車輪を取り付ける部分に円筒形のものが取り付けられていました。 アレって一体何なのでしょうか? 全く分かりませんので是非教えて下さい。
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円筒形、とゆぅと茶筒或いは小さいボンベみたいなヤツでしょうか? そうしますと、あれはシトロエンの偉大な発明品?『ダイナミックダンパ』です。 中身はバネとウェイト(オモリ)で、走行中バネ下(タイヤ)が何かに乗り上げるかへこみに落ちるとバネ下全体は上下しますが、筒の中のウェイトはウェイト自体の慣性によって動かず筒の中のバネを伸縮し、結果、バネ下の振動を制振します。 これは2CVで自動車史上初めて採用されたモノで、バネ下振動の制振にはそれなりに効果的でした。 が、この話にはおかしな点があります。 もし鏡の様に平らな路面を走っていて、風の影響などでバネ上(ボディ側)が振動しても・・・バネ下にあるダイナミックダンパは何ら制振してくれません。 そこでシトロエンでは、サスペンションアーム(リーディングアーム)の付け根(車体に止めてあるところ)のボルトをシメ上げ、そこの摩擦力でバネ上を制振する構造としました。が、この『部品同士の摩擦力』はタイヤが下がる方向にも上がる方向にも同様に抵抗となってしまい(普通クルマのダンパは、タイヤが上がる方より下がる方により大きい抵抗=減衰力を与えてあります)、結果、余りうまく働きませんでした。 結局40年も作り続けられた2CVには、最終的には普通の筒型オイルダンパが装備されましたが、2CVにオイルダンパが採用される前に2CVの高級版としてディアーヌが作られたので、ダイナミックダンパもそのまま踏襲された、とゆぅワケです。 尚、ダイナミックダンパとゆぅ概念自体は今日のクルマにも取り入れられています。 さすがにサスペンションのダンパとして使うはしませんが、例えばエンジンマウント付近に鉄板とゴムの多層構造のブロックが『取って付けた』様についていたら、それはエンジン振動に対するダイナミックダンパです。
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- twin_ring009
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これはまた、懐かしいクルマの名前を聞きました(笑) たしか「月の女神」という意味の名前だと思いましたが? このクルマの出所そのものが、 かの長寿命だった「2CV」の豪華バージョンでしたから、 さらに高級車として作り出されたクルマに用意された、 ニューハイドロマティックのサスペンションでは無いので、 それは普通の「油圧アブソーバ」のはずです。 スプリングは「前後関連機構」となっているはずですので、 サスペンションの下部になると思います。 参考資料は下記まで・・・・
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回答ありがとうございました。 ディアーヌを見ているとフランス人て凄いなぁと思いました。 フロントサスペンションなんてリジットのリーディングアームだし・・・。 面白いアイディア満載で見ているだけでも楽しかったです。 とても勉強になりました。
- sakic
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はじめまして その円筒形のなかにダンパーが、納まっているらしいです。
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回答ありがとうございます。 アレってダンパーだったんですか? ただの錘かと思いました。 勉強になりました。
お礼
回答ありがとうございました。 アレがダンパーの役割をしているとは思いませんでした。 最初見たときは、錘かと思いましたが、 わざわざバネ下荷重を増やす真似なんてする訳ないし、 などと色々考えました。 とても勉強になりました。