既に他の方が回答されているのと、ダブル点も多々ありますが…。
「デノミ」と「預金封鎖&財産税」を混同した議論があるようなので、注意された方が良いと思います。
デノミとは英語ではdenominationで、広い意味では「名称」、貨幣の単位の名称も意味します。(動詞ではdenominate=命名する)元々は、円という単位の代わりに(例えば)「角」という単位を変えただけでも(100円は100角になる)デノミですが、日本では他の方が既に回答されているように、100(旧)円=1(新)円の交換を「デノミ」と言う事が多い様です。こういうデノミが行われると、通常では、ユーロへの切り替えと同じように、一定期間は旧円と新円が並行して流通するし、おそらくそれより長い期間、銀行で旧円を新円に代えられます。だから、理屈上は、単なる読み替えのようなのので、経済活動に対する大きな影響はないはずですが、現実には、値段を新円に切り替える時に端数を切り上げるような便乗値上げが起きる可能性は充分にありますし、質問者の方がまさにお気付きのようにブラックマネーをある程度は炙り出す効果はあります。(新円に代える為には銀行に行かなくてはならないから、把握しやすくなる。)
一方、預金封鎖&財産税は、簡単に言えば、銀行からの引出しを極僅かに制限して、金をほぼ動けなくした後で、税金をとってしまう、というやり方です。第二次大戦直後の日本で、実際に預金封鎖も財産税も行われています。この時は、デノミ=新円切り替えもセットで行われた事から、デノミから預金封鎖を想像する人もいるのでしょうが、預金封鎖もデノミも「財産捕捉」の効果がある点で共通しているだけで、本来は別のものです。
また、預金封鎖単独で考えれば、銀行の取り付け騒ぎを静める為の「預金封鎖」という事もありうるので、預金封鎖が自動的に財産税に結びつくわけでもありません。ここらへんも誤解されている方がいるようですのでご注意ください。
で、質問者の方がおそらく一番心配されていると想像する「財産税」ですが、私は「突然、朝起きてみたら、預金が封鎖されてしまい、金を引き出せないまま財産税をとられる」というパターンは、現状ではまず考えられないと思っています。それ程不人気な政策がとれる根性があるのなら、今の政府はもっとましな事ができているはずです。
この点については他の方へ回答した事があるので、宜しければご覧下さい。
長々と失礼しました。
お礼
ありがとうございます。 ちょっと聞いただけなのですが、ことが重大そうだったので、少し不安になってしまい質問したのですが。安心しました。ありがとうございました。